↑新疋田を通過する475系国鉄交直流急行色編成を使用したリバイバル急行「くずりゅう」。全て2006年9月撮影。


団体専用列車はあまり聞かなくなかったフレーズであるが、ひとつ隆盛を維持しているものがある。
リバイバルトレインである。国鉄時代にEF58-61を使って大ヒットした。その流れは今も変わらない。「国鉄」がトレンドで、リバイバル鷲羽は記憶に新しい。

親睦の団体旅行というよりは、列車、車両で集客するのである。これなら応募者が殺到し抽選になる。旅行会社は味をしめ、国鉄型車両、引退間近な車両に着目している。
2006年には国鉄交直流急行色に復刻されていた2本の475系に当然のように白羽の矢がたち、リバイバル急行「くずりゅう」が運転された。生粋の急行型であるから違和感もない。
北陸本線沿線は大盛況となった。
そのスターメインである「くずりゅう」の登場から「花火大会」の模様を再現したい。当時の北陸本線の車両のラインナップが次々と展開してゆく。

↑「くずりゅう」を追って登場したのが485系A8編成の特急「雷鳥」。京都総合運転所が担当し国鉄特急色を維持していた。A8編成は非パノラマクロである。

↑↓サンダーバードには金沢総合車両所の681.683系が使用された。編成のパターンは今とは異なり、この列車は前3両が681系、後6両が683系である。


↑普通列車には475系列のほか413系、419系も。写真の419系は「食パン」と呼ばれる元寝台電車。

↑貨物列車は富山のEF81が担当。未更新の31号機が入線。↓特急サンダーバードを待避する。

↑こちらは更新機の123号機。白帯を巻いている。

↑しらさぎは金沢の683系が担当した。

↑前面幕が小さめのA7編成のクハ。↓なぜかパノラマクロを連結しているのが謎。


↑その「雷鳥」を追ってリバイバル「くずりゅう」が折り返してきた。余呉カーブは激パだったらしい。

↑そしてパノラマクロの登場でそろそろ終演。洗練されたフォルムはトリを飾るのに十分。

↑新北陸色の475系で引き上げることに。

*参考「JR電車編成表」交通新聞社2006年冬号