↑岡山で発車を待つ黄色い115系D27編成。2004年10月。

岡山のD27編成が黄色になった!
と言えば、えっ?と落胆する人がいるかもしれない。しかしこれは20年以上前の話。

当時はまだ地域色化は行われておらず、こんぴらさんのPRで塗色が変更されたのである。今ならラッピングになるかもしれない。地域色の濃黄色よりも明るい色調の初黄色だ。

この撮影日に前後して検査までの3年間ほどこの塗色だと記憶している。
あまり注目はされておらず、この時期岡山に貸し出されていた阪和色113系B02編成にカメラが集まっていた。
したがって、いつの間にか湘南色に戻されていた。

    ↑湘南色に戻されたD-27編成。2012年8月。

徐々に注目を集めるようになったのは2010年代の半ばぐらいからだろうか。地域色化が進み、A13編成の消滅もあって湘南色が減ってきた。そして、D-26編成との2本になった。この2本も黄色一色化される予定だったそうだ。

転機となったのは2017年である。残り2編成となった湘南色を維持してほしいという願いがかなったようだ。相次いで湘南色で出場し、その年のGWにはそれを記念して湘南色6連で一般列車に公開運用された。

    ↑もう一方の湘南色D-26編成。こちらは岡山に来て湘南色化されて以来、それを維持しているようだ。

D-27編成は一時期PR塗色化されたものの、地域色化はされず、2017年の判断が今の人気に繋がっているようだ。
こんぴら号は湘南色でも見ており、こちらのリバイバルは湘南色でも地域色でも違和感はないであろう。