初めは、六石だった☆ | げむおた街道をゆく

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加藤清正の家士である飯田覚兵衛(直景)は、初めは六石だった。
その後、二千石になって部将となる。

さらにその後、覚兵衛は清正の命に背くことがあって浪人し、
伏見に退居して草鞋や馬踏などを作って生計とした。

福島正則は、以前から覚兵衛の武勇を知っていたので、

四千石で彼を招くも、覚兵衛は正則に仕えなかった。

 

その後、たびたび正則方から使いが来た時、覚兵衛は答えて、

「それがしは清正の不興を蒙り、このように浪士の身となりましたが、
二君に仕える心はありません。

今にも清正が出陣するような時には、
一番に馳せて付き従い、清正の馬前で討死いたす覚悟です。」

と、言った。

 

正則はこれを聞いて深く心を動かされ、さっそく清正に、
その事を語ったので、清正はやがて覚兵衛を呼び戻して、

元の通りに二千石を与えた。

 

覚兵衛は、その後、たびたびの武功によって六千石にまでなった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 我が一生は清正に、飯田覚兵衛

 

 

 

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