先祖の祟り、外からの恨み☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

尼子義久は、伯耆国をも手に入れて、大身であったが、

その気がすわらない人なので、物事にとらわれやすかった。
 

毛利元就が口寄せの市子と申す者に金銀をとらせて、
「尼子の家は先祖の祟り、外からの恨みもあるので、久しくは無いだろう。」

等と色々誠らしい事を作って、凶を告げさせた。
 

すると、尼子は気にかけて甚だくじけてしまい、その弱みを突かれて遂に亡んでしまった。

物事の道理をよく考え、迷ってはならない。
巫女山伏に神が乗りうつられるという事は、合点のいかぬ事である。
合点のいかぬ事に、悩まされるのも、なお合点がいかない。
 

とにかく手前に無理がなければ、外よりよこしまな事があろうことはない。
 

道理を尽くしても悪事となって邪な事が来ても、

天命であるとして是非はないと思え。
 

自分の弱みを突かれ気が虚けていたら、たぶらかされる事は必定である。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 芸州下向、尼子義久

 

 

 

ごきげんよう!