髪を洗い、香をたきこめ☆ | げむおた街道をゆく

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大坂夏の陣にて、重成は出陣の前夜湯を浴び、髪を洗い、香をたきこめ、
西行ものの謡曲である、ひとふしを静かに謡い、小鼓を打って心を澄ました。


翌日六日、一軍を率いて河内の岩江方面へ討ってでた。

藤堂高虎の軍勢は破ったが、
井伊直孝の軍勢には敗れ、ここで重成は戦死した。
 

首実検の場で家康は、
「不憫な事よ、討ち死にを覚悟して出たものと見える。」
と言った、本多正純は叔父の三弥に「それは?」と聞くと三弥は、
「長門守は兜との結び緒を、解けないようにして端を切っておる。
再びこの兜を脱ぐまいと言う覚悟が、これで知られる。」
 

江戸時代、庶民は重成の墓を無念塚といい、無念詣りという行事さえやったと言う。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 八尾・若江の戦い、木村重成

 

 

 

ごきげんよう!