大坂城落城前夜、淀は、密かに城を抜け出し、
友人の秋元長朝の陣を訪れ命を乞うた。
長朝は、これを認め自身の領地である総社に、
兵糧を運ぶ部隊に淀を紛れさせ送り出した。
淀が総社の地に辿り着くと秋元の手厚い庇護の下、
総社の地で何不自由なく暮らしたという。
そんな幸せな日々が続いていたある夜のこと、
何を思ったのか淀は一人城を抜け出し、
フラフラと利根川へと向かって行った。
そして利根川の土手の上に立つとそのまま、身を投げて死んでしまったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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