鳥屋尾石見守を、使者として☆ | げむおた街道をゆく

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天正四年の正月の事である。

北畠具教、具房親子は、年頭の挨拶のため、譜代の老臣・鳥屋尾石見守を使者として、

岐阜城へと遣わした。

ところが信長は、この使者を待たせたまま対面しようとしない。

鳥屋尾は怒って帰ろうとしたが、
それを聞いた信長は、人を遣わして鳥屋尾を連れ戻した。

しかし信長は戻ってきた鳥屋尾に対し、庭の白洲に進物の品を置かせたまま、
自分は縁側に立って刀を抜き放ち、それを振るいながら鳥屋尾を睨み付けた。

鳥屋尾はこの信長の態度を見て、

信長が北畠を滅ぼそうとしていると確信した、と言う。

信長、信雄による北畠一族の粛清が行われるのは、この年の11月25日の事であった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 三瀬の変、北畠具教

 

 

 

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