怪刀痣丸☆ | げむおた街道をゆく

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斎藤道三と織田信秀が、美濃国大垣城をめぐり合戦に及んだ。

この大規模な合戦の時に戦死した千秋紀伊守は、

悪七兵衛の異名で知られた、平家侍大将の平景清が所持していた、

「あざ丸」を帯びていた。
 

この刀「あざ丸」は千秋紀伊守の討死後に、陰山掃部助が入手した。

その後、大垣城の攻撃の際に城内より放たれた木鋒が、

陣中にあった陰山掃部助の左眼に当たった。

陰山掃部助はその矢を抜いたけれども、

今度は右眼に命中し失明してしまったという。

この後に「あざ丸」は丹羽長秀の所持するところとなったが、

間もなく丹羽長秀は眼病を煩ってしまった。
 

この刀「あざ丸」を所持すれば「必ず目を煩ふ」という風聞が流布し、

丹羽長秀は周囲の勧めもあって、
尾張国熱田神宮に進納したところ、間もなく眼病は快復したという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 米五郎左、丹羽長秀

 

 

 

ごきげんよう!