召仕の男女に、もし密会の不埒があれば☆ | げむおた街道をゆく

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召仕の男女に、もし密会の不埒があれば、

双方とも斬罪とするのが古今とも武家の重き定法である。
とはいえ、色情は富貴の名主も下賤の者も陰陽合躰の道、

人たる者に変わりはない。

そのような事があれば主人は勘弁して双方を呼び出し、

当座の戯れなのか夫婦の契約なのか聞き届けるべし。
死生ともに申し合わせた契りだというのならば、

宥免して罪の程を許し、所帯を持たせよ。

そうすれば男女とも心魂に徹してありがたく思い込み、

事ある時には先途の用に立つこともあるだろう。

今川了俊の条目にも、

「恩の為に死ぬ者は少なく、情の為に死ぬ者は多し。」

と書かれている。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 啄木鳥の戦法、山本勘助

 

 

 

ごきげんよう!