関ヶ原後、毛利家は八カ国に膨らんだ家臣団を、防長二カ国で賄わなければならず、
まず家臣の家禄を五分の一に減らし財政の建て直しを計ったが、
それでも見通しがたたず、
いよいよ家臣団を整理するしか方法がなくなりました。
毛利氏を慕い、生死を共に分け合った家臣を辞めさせるのは偲びがたいので、
”盲ぎり”という方法をとったそうです。
これは、
殿様の前に家臣の名を書いた帳面を置き、それを家来が一枚一枚めくっていく。
殿様は目かくしをして 筆をもってその帳面に筋をひいてく。
名前に筋がかかったものが武士をやめ帰農することになる。
という方法で、筋をひかれた者は、
運が悪かったとあきらめて帰農したということです。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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