正則殿は、より慎み深くあるべきだ☆ | げむおた街道をゆく

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慶長5年11月、福島正則は、関ヶ原の恩賞として、安芸備後を賜った。

この時、ある人が、井伊直政に聞いた。

「福島正則という人はおのが功に誇り、

内府様(家康)の大切なご家臣である伊奈昭綱殿に腹を切らせたというのに、

彼に与えられた御恩は他の人に増して殊の外厚いものです。
この事、全く心得かねます。」

これに直政。

「福島殿は天下のために大忠をいたした人なので、御恩の深いのは当然です。
また、伊那も徳川家の家臣である以上、いざという時、腹を切るのは勿論の事です。
…ですが、人は誰であっても、一生のうち、

あやまちを犯さないというのは大変難しいことです。
そうであれば、このように御恩が深い時期にこそ、正則殿はより慎み深くあるべきだ、
とは思うのですが…。」

と、答えたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 岐阜城攻め、福島正則

 

 

 

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