信之の最期☆ | げむおた街道をゆく

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万治元年。
信州真田家の隠居一当斎こと、真田信之は八月下旬より体調を崩し、病床にあった。
 

家臣が薬をすすめたところ。
「自分の長命は万人に優れ、命を惜しんでいるかの様だ。

決して医術の及ぶところではない。
自分はすでに十分生き延びて、近頃大内記(信政)が卒去し、

その後を継ぐ右衛門(幸道)は今四歳である。
旧臣各々は各自補佐し守り立てて、子孫万歳を唱えるように。」

と言って、十月十七日、行年九十三歳で卒去した。

この時、一当斎辞世の一句。
 

『何事も移れば変わる世の中を 夢なりけりと思ひ知らずや』

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 信濃の獅子・真田信之、目次

 

 

 

 

 

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