ギュネイ・ガス(Gyunei Guss)
声 - 山寺宏一(映画版) / 松本保典(角川カセット文庫版、グラーブ・ガスとして登場)
ナナイが所長を務めるニュータイプ研究所出身の強化人間で階級は少尉。ヤクト・ドーガのパイロットであり、ロンデニオンではシャアの護衛を務め、ホビー・ハイザックでシャアの送迎も行った。
切れ者のエリートだがナイーブな一面もあり[40]、多感な性格[6]。従来の強化人間と異なり落ち着いた振る舞いを見せ[41]、頭痛などに苦しめられる様子もないが[42][注 12]、その一方で度重なる強化、調整の結果として、自信過剰で自分の生死に無頓着な一面も現れており[43]、劇中では過度な強化に対する懸念がされている。ギュネイ自身は、周囲から強化人間ではなくニュータイプとして認められたいという願望を抱いており[41]、また一年戦争の際にサイド4の戦禍で両親を失った経験から[44]、シャアが道を誤った際には自分がそれを止める立場になろうと考えている。
クェスに当初は迷惑していた素振りを見せる。しかし、ヤクト・ドーガの試験飛行でファンネルを上手く使うこと等を目にし、ニュータイプとしての彼女に惹かれ[41]、密かな恋心を抱くようになり[1]、同時に本物のニュータイプに対する羨望や嫉妬を芽生えさせる[45]。しかしクェスはシャアに夢中で[45]、ギュネイのアプローチに全く応えなかった。シャアがクェスの才能を利用しようとしていることに対しては不快感を示しており[1]、自分がアムロを倒すことによってシャアを超える男になり、クェスの心を自分のものにしたいという野心に突き動かされるようになっていく[45]。
戦闘では実戦に不慣れなクェスを援護して戦い、アクシズを狙った核ミサイルによる攻撃を全て撃ち落とす活躍も見せたほか、ケーラを人質にしてアムロに投降を呼びかけたり、クェスと連携したりするなどしてνガンダムを倒すことに執着する。しかしアムロとの交戦中に被弾し、呆気ない形で[12]最期を遂げた。
初期設定では「グラーブ・ガス」という名前が設定されており[37]、小説『ベルトーチカ・チルドレン』ではこの名前で登場する。同作での乗機はサイコ・ドーガ(サイコ・ギラ・ドーガ)。ベルトーチカの乗ったリ・ガズィと戦い、ベルトーチカの子の声を感じ取り動揺した所をグレネード(カセット文庫版ではミサイル)で撃墜される[46]。
以上、Wikiより。