機嫌の悪い時は☆ | げむおた街道をゆく

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伊達政宗公が機嫌の悪い時は、側で仕える者達は、

御用や御座敷の立ち回りも、自然と、
政宗公と顔を合わせないよう、うろつくことが多かった。

 

そこで政宗公は、
「俺が機嫌が悪いからと言って、咎もないのにどうして腹を立てることがあるものか!
俺が恐ろしいからといってうろついていれば、

そのために仕事の間違いも起こるものだぞ。
そうなったらお前らも叱られ、

俺の腹立ちも止まらなくなるじゃないか。

俺だって機嫌が悪い日は、心を鎮めるようにしているんだ。

お前たちも、咎がなければ大丈夫だと思って、
そういう心の面から過失を起こさないように奉公せよ。」

そのように仰り、何でも、少し心の静まるほどの、

今昔の物語などされて、自らご機嫌を直されるようにしていた。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 独眼竜政宗・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!