敵に敬意を☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

敵方であっても国持大名ほどの人には、

侮蔑して足軽大将とか何とかと呼ぶことはせず、

ただ「大将」と呼ぶべきである。

敵の大将を口汚くいうのは、弱将の下に属する未熟な兵達の作法だ。
大体一国の大将ならば、敵味方にかかわりなく、話すときでも書面でも、

敬意を表すのが礼というものだ。

何故なら、日本全体でも一国の将と言えるのは百人に満たず、66人にすぎない。
だからこそ、一国の将で古来から続いている大将には、

その家柄を思い敬うべきであり、
同様に新たに興った国持大将には、その知恵や強運を思えば、

下卑するのは非礼で良くない事である。

敵を謗るというのは、自分の国が逆に弱いからである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 逃げ弾正・高坂昌信、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!