義重と布団☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

佐竹義重は、就寝時、敷き布団を使わず、

いつも薄い布を板張りの床に敷いて寝ていた。
(非常に暑がりな体質だったらしい。)

 

晩年、家督を義宣に譲るが、

関ヶ原の合戦後、出羽久保田へ転封される。
 

老いて北国出羽に移る事になった義重に、

義宣は、

「流石に出羽は寒さが酷く、御身体に障るので御布団と寝間着を贈ります。」

と、手紙を添えて布団を贈った。

 

息子の気遣いに、大喜びの義重。

早速布団を敷き、眠りについた。
 

だが暫くして…。

「暑い!」

と布団を撥ね除け、

またいつもの様に薄い布を敷き、

再び就寝した。
 

「老体となっても相変わらず…。」

と義宣も、苦笑するしかなかった。

また義重は毎日、寝床の場所を変えて、暗殺に備えていたらしい。
寝る事にこだわる武将、佐竹義重であった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ でれすけ・佐竹義重、目次

 

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう!