郷舎の機転 | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

 

windows版・戦国立志伝で、歴史イベントを作成して楽しんでいます。

 

 

 

 

イベント名:郷舎の機転

 

シナリオ:なし

繰り返し:なし

イベント概要:蒲生氏郷と伊達政宗、初対面の場にて。

 

結果:なし。

条件:発生年月1600年7月一致。

 

 

 

[ 内容 ]

 

 

背景表示:人質解放

BGM再生:一陣の風

 

 

天正18年(1590)、会津を拝領した蒲生氏郷は、奥州・葛西大崎一揆への対応を協議するため、

 

伊達政宗が陣する吉岡に出向いた。

 

これが、氏郷と政宗の初対面であり、かねてよりその野心を大いに噂される政宗の元に赴く事に、

 

氏郷に同行した蒲生家中の面々は、強烈な緊張下にあった。

 

 

背景表示:盟約

 

 

両雄対面し挨拶、そして一揆の情報分析、ならびにその対応策を話し合い、双方の作戦を決めた。

 

 

背景表示:会食

 

 

そして会議が終わると、政宗側より饗応が出た。

 

蒲生、伊達双方の家中、定められた座に座り、そこに膳が並べられた。

 

さてこの時、蒲生家中の末席に、蒲生郷舎がいた。

 

会食が始まらんとした時、郷舎、突然立ち上がり、氏郷、政宗の座に向かった。

 

先ず政宗の前に据えられた膳を取り上げ、さらに氏郷の膳を取り上げ、それぞれを取り換えて再び置きなおした。

 

そうして政宗に向かって、話し出した。

 

蒲生郷舎 「このような軍門における会見では、茶を飲み酒を酌み交わす事すら、互いに疑い深くなっているものです。」

 

蒲生郷舎 「そういった疑いを晴らすためあえて、このような事をいたしました。」

 

蒲生郷舎 「どうか出過ぎた無礼とお考えになりませぬよう、お願いいたします。」

 

と、あくまで座の興を冷まさぬように、朗らかに言った。

 

すると、政宗、

 

伊達政宗 「うっ、突然持病が!!!」

 

伊達政宗 「すまぬが、今日はこれで失礼いたす!」

 

と、その場を立ち去ってしまったという話である。

 

以上、「戦国ちょっといい話・悪い話まとめ」より。

 

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう!