良き大将、悪しき大将 | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

windows版・戦国立志伝で、歴史イベントを作成して楽しんでいます。

 

 

 

 

イベント名:良き大将、悪しき大将

 

シナリオ:なし

繰り返し:なし

イベント概要:高坂弾正に大将の行儀について問う。

 

結果:なし。

条件:発生年月1570年1月以降、訪問先武将が高坂昌信、高坂昌信とプレイヤー武将が同じ勢力に所属している。

 

 

 

[ 内容 ]

 

 

背景表示:会食

BGM再生:一陣の風

 

 

ある時、大将の行儀について、高坂弾正に問うてみた。

 

プレイヤー 「良き大将なのに無行儀であることがあります。逆に悪しき大将なのに行儀が良い事もあります。」

 

プレイヤー 「これはどういう事でしょうか?」

 

プレイヤー 「願わくば高坂殿のご意見をお聞かせいただきたい。」

 

高坂昌信 「それは、例えば侍が急な用で家を出るとき、刀・脇差しを挿したものの、扇・鼻紙を忘れる事がある。」

 

高坂昌信 「しかしこの時、刀・脇差しは忘れていない。」

 

高坂昌信 「それと同じように、良き大将は無行儀であっても、主人として名を得ること、あるいは徳ある儀に関して少しも問題はないのである。」

 

高坂昌信 「例えば、織田信長は行儀の悪い人物であるが、人の目利き上手であり、池田・柴田・滝川・木下・丹羽・河尻・佐久間などと言う者共、」

 

高坂昌信 「武辺がなければ分別が優れ、いずれも小身である者たちから目利きをし取り立てて、近国、他国まで名を響かせた。」

 

高坂昌信 「すなわち信長は、扇・鼻紙は忘れても、刀・脇差しを忘れぬ心を持っているのである。」

 

高坂昌信 「一方、中国の大内殿は文ありて行儀は良いが、人の目利き下手であり、取り立てた侍の10人中9人が役に立たない。」

 

高坂昌信 「そんな者たちに沢山の知行を与え、人に対する詮索が不行儀であり仕置も悪しくあったために、」

 

高坂昌信 「重臣の陶という家老に国をかすめ取られた。」

 

高坂昌信 「この事で、大内殿は行儀がいいが悪しき大将と言われる。」

 

高坂昌信 「すなわち、扇・鼻紙は正しく忘れないが、刀・脇差しを忘れる心の持ち主であるということなのである。」

 

以上、「戦国ちょっといい話・悪い話まとめ」より。

 

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう!