震災後の常磐線沿線風景  Part-1  坂元-山下

http://ameblo.jp/tetu2gou/entry-10852531320.html


記事の続きです。


国道6号線に出ました。

6号線沿線が気になったので南下しました。


宮城県内の国道6号線は、海岸沿いから

離れていて、「津波」の影響は無いと思いましたが・・・


何と、津波が6号線を超えた所がありました。

その場所は海岸から離れている場所です。

海岸に近いところでも、丘がある場所は

津波の被害はありません。


交差点があって、坂元駅の看板が見えました。

左折しようと思いましたが、交差点の入口に

消防署の方が居たので、坂元駅には行かずに、

交差点近くの空き地に車を停めました。


その周辺を見ると、この場所も津波が

国道6号線を超えて、奥深く津波の被害が

確認できました。

ある家では、大きな樹木があった為に

津波で押し流された車の直撃が避けられた

風景を見ました。


さて、交差点近くの橋の上から、坂元駅周辺を

見ましたが・・・



鉄チャンズ2号のいろいろ日記-110407-01



鉄チャンズ2号のいろいろ日記-110407-02

何と、坂元駅の駅舎が見えません・・・

跨線橋と公衆トイレが残っています。


そして、駅周辺には建物がありません。

駅前にタクシー会社や食料品店がありましたが・・・

国道から、坂元駅が見える場所ではありません!


「信じられない・・・」の言葉しか出ません。


交差点近くには、川が流れていますが、

ガレキの中に、LPガスのボンベがありました。

橋の上には、結婚式の案内状が落ちていたので、

その案内状を近くに居た消防団の人に手渡しました。

箱の中に入れるように言われましたが、

その箱の中には写真や郵便物などが入っていました。



今度は、場所を変えて坂元駅周辺を見ました。



鉄チャンズ2号のいろいろ日記-110407-03

この場所は、路面に亀裂が入って

車線規制が行われていました。車両通行の

邪魔にならないように、路面の亀裂が

無い場所に向かいました。



鉄チャンズ2号のいろいろ日記-110407-04

この場所だと、坂元駅周辺がよく見えます。

本当に駅前には建物が見えません。

見えるのは、自衛隊の車両とガレキと流された

車だけです。



鉄チャンズ2号のいろいろ日記-110407-05

そして、波しぶきが見えました。

この風景を見て、坂元駅が海から近い事が

わかりました。



鉄チャンズ2号のいろいろ日記-110407-06

この日は、アメリカ軍・自衛隊・海上保安庁などが

合同で大掛かりな捜索をしていました

自衛隊のヘリコプターを何回も目撃しました。


さて、次回以降ですが、E721系が被災した

「新地駅」に向かいました。

その様子を書きます。