震災後の常磐線沿線風景 Part-1 坂元-山下
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記事の続きです。
国道6号線に出ました。
6号線沿線が気になったので南下しました。
宮城県内の国道6号線は、海岸沿いから
離れていて、「津波」の影響は無いと思いましたが・・・
何と、津波が6号線を超えた所がありました。
その場所は海岸から離れている場所です。
海岸に近いところでも、丘がある場所は
津波の被害はありません。
交差点があって、坂元駅の看板が見えました。
左折しようと思いましたが、交差点の入口に
消防署の方が居たので、坂元駅には行かずに、
交差点近くの空き地に車を停めました。
その周辺を見ると、この場所も津波が
国道6号線を超えて、奥深く津波の被害が
確認できました。
ある家では、大きな樹木があった為に
津波で押し流された車の直撃が避けられた
風景を見ました。
さて、交差点近くの橋の上から、坂元駅周辺を
見ましたが・・・
何と、坂元駅の駅舎が見えません・・・
跨線橋と公衆トイレが残っています。
そして、駅周辺には建物がありません。
駅前にタクシー会社や食料品店がありましたが・・・
国道から、坂元駅が見える場所ではありません!
「信じられない・・・」の言葉しか出ません。
交差点近くには、川が流れていますが、
ガレキの中に、LPガスのボンベがありました。
橋の上には、結婚式の案内状が落ちていたので、
その案内状を近くに居た消防団の人に手渡しました。
箱の中に入れるように言われましたが、
その箱の中には写真や郵便物などが入っていました。
今度は、場所を変えて坂元駅周辺を見ました。
この場所は、路面に亀裂が入って
車線規制が行われていました。車両通行の
邪魔にならないように、路面の亀裂が
無い場所に向かいました。
この場所だと、坂元駅周辺がよく見えます。
本当に駅前には建物が見えません。
見えるのは、自衛隊の車両とガレキと流された
車だけです。
そして、波しぶきが見えました。
この風景を見て、坂元駅が海から近い事が
わかりました。
この日は、アメリカ軍・自衛隊・海上保安庁などが
合同で大掛かりな捜索をしていました。
自衛隊のヘリコプターを何回も目撃しました。
さて、次回以降ですが、E721系が被災した
「新地駅」に向かいました。
その様子を書きます。