自宅周辺では、水道が断水状態です。

震災後、まず、生活用水が地元消防団の方が、

発電機を回して給水をしてくれてます。

運良く、自宅から100メートル付近に

生活用水の配給場所があるので

苦になりません。わざわざ自転車や

車で組に来る人がい居ます。


当初は、


ガソリンがいつまで続くか・・・

と、心配がありましたが、災害用の

ガソリン配給対象になったので、

何とか維持できています。


農家の方が使う農業用湧き水

ポンプで汲んでいるので、飲料水では

利用できません。でも、水洗トイレなどに

使えるので大変助かります。

その水をお風呂場に溜めています。


飲料水ですが、その場所から

300メートル離れた場所で、自衛隊の方が

給水を担当しています。

その日によって変りますが、三重県、

愛知県の自衛隊の方が担当されています。


給水が始まった初日は、給水を受けるのに

2時間待ちでしたが、電気が通じてからは、

長くても20分待ち程度です。

近所で、井戸を持っている方が多く、

ポンプで汲み上げて使っている方が多いようです。

介護施設の方が、個人のお宅で大量の水を

頂いている様子を何度も見ました。

給水だと、給水量の制限があり、

個人のお宅では制限がありません。


これが、本当の助け合いです。


前置きが長くなりましたが、その給水を

受ける為に並んで居た時に聞いた話です。


1. 近所のスーパーで震災後にお店を開きました。

  私自身もその様子は確認をしましたが、

  行列が200メートル以上になって、並んでも

  買えるかわからないので、並びませんでした。 

  店頭でラーメンらしき物が入ったビニール袋が

  見えましたが、中身が気になっていました。


  その中身とは・・・

  イースタントラーメン(5個入)と、カップラーメン2個

  飲み水2本が入って、何と、1,000円だそうです。


  そのお店の通常販売価格なら、高く見積もっても

  700円程度です。地元の人・利用者が

  「ボッタクリだ!」と、怒っているそうです。


  生活が正常に戻ったら、このお店は

  地元の人に支持されるのか・・・?


  それと反対に、その地域内のコンビニで

  買物をした人に、飲み物を1人1本配った

  と言う話がありました。


2. 避難所で、「おにぎりを売ります」と、

  見知らぬ人が近づいてきたそうです。

  食糧事情が悪いので、とにかく食べ物が

  欲しかったようです。で、おにぎりを

  売って欲しいとお願いをしたら、


  何と、1個 1,000円 だったそうです。


  背に腹に変えられないとの事で

  10個も買ったそうです。

  おにぎりの為に10,000円

  支払ったそうです。


  1個 1,000円のおにぎりですが、

  どんな「おにぎり」なのか・・・?


  フカひれ? フォアグラ? など、

  高級食材が入っているのか・・・?


人の弱みに付け込んで、こんな出来事が

起こっていますが、私の知らない所で、

もっと酷い事が起こっていると思います。