【第20回】無敵の人は強い人か弱い人か?どちらが強いのか④《私の体験談》 | てつてつの誰でもできる~ゆるくうつ病から回復ブログ~

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うつ病になり、人生絶望の中に出会った『佐藤康行』の『心の学校』。そこで学んだ心を開発する手法をもとに、薬を使わず誰にでもできる、うつ病からの回復方法をお伝えしていきます。

このテーマで4回目です。

 

【前回までのあらすじ】

10年近く前の大学受験の予備校の生徒募集の仕事をしていた時の話です。

 

「結構です。」断りの嵐の中、リストを一件一見軒並みでひたすら電話しまくり、見学にきて頂いた高校生の生徒と親御さんを入塾まで導く仕事。

 

人種が様々な職場。その筋の方。もとヤンキー。元いじめられっ子。慶応大卒で一間四畳半のアパート暮らしの高齢男性。体重100キロを超える精神疾患を抱える女性等

 

職場では、怒声・恫喝・喧嘩・男性女性の別なく平等にパワハラが日常茶飯事。

 

弱い人」代表選手の私は、それでも入社三カ月目で、社内40人の営業マンの中で上位3位に入り、1年3カ月後には文句なしのNO.1セールスマンになる。

 

私の心の師・佐藤康行先生の元で、この「無敵の人」という真意「敵がいない。全員味方。みんな大好き。」を実践した

今までの営業のやり方を全部捨てて、この会社の営業のやり方に完全に従った。

「郷に入らば郷に従え」「守・破・離」の「守」に完全に徹した。

 

私としては、正直やりたくはない営業手法。

立て板に水でお客様にいきなり電話して、ひたすら喋りまくり、断られても切り返して話を続け、基本トークを最後まで喋り切る。

 

私が理想とする「お客様中心」の営業とは真逆だったが、そのやり方に徹すると不思議と成果はそれなりに上がっていく。。

 

そしてマネージャー達に認められた。私に限っては理不尽に怒鳴られることはなく親切なアドバイスを頂けるようになった。非常に快適な職場に変わった。

さらにボスの営業部長から「てつてつ、俺はお前を180%認める」とまで言われるようになった。

 

我ながらよくやったと今でも思います。あの職場で。

これは私の心の師、佐藤康行先生人間関係の急所を学んだからです。

 

・・・・これまでが前回までのあらすじです。・・・・・・

 

そして、その職場でまた新しい出会いが私に訪れます。

その人は職場の中でも異質の存在感を放っている人・Iさん

 

Iさんは元暴走族の副総長(笑)

私の人生には全く縁がなかったタイプの人です。腕っぷしには自信がある。よく後輩に対して「お前ボコボコにするぞ」と恫喝していました。

 

私の職場には、その方よりもさらに年長の元超有名なその筋の組織の幹部を務めていたEさんという方がいました。

Eさんはとても思いやりがあり優しい人でした。しかし、クレーマー等が現れると、前歴の経験を生かしものの見事に撤退させます。その時の相手を恫喝する姿の迫力のあることあること。

弱い人代表の私は、この姿を見て、「私にあれをやられたらたまらんな。」と思って見てました。

そんなIさんですら、Eさんには一目置いており、喧嘩にはなりませんでした。

 

そして会社内の異動があり、私はIさんのグループに配属になったのです。

当時、私は入社して1年2カ月、既に私は40人中上位3位ぐらいの位置にはいました。新しいグループでさらにやってやるぞと燃えに燃えていました。

 

しかし、困ったことが起きました。

 

何とそのIさん。全く仕事をしないのです。

 

電話営業から始まる仕事です。よって勤務時間の間に「電話タイム」が決まっており、その間はひたすら電話をかけて、それ以外の事はしてはいけないルールになっているのです。

 

一般社員が少しでもサボろうものなら、マネージャーから怒鳴られます。しかしIさんは電話をせず、ずっとスマホでゲームをしているのです。

 

しかし・・・Iさんはプレイングマネージャーの立場なのです。本来なら電話をすべき時間に全く電話しない。しかし彼は喧嘩では誰も叶うものがいないので、他の歴戦の猛者のマネージャーたちも彼には何も言えないのです。

 

私は、働き始めて、初めて腕っぷしの力関係で物事が成り立っていく世界に身を置いたのだと感じました。

 

それにしても困ったものです。

 

私は、ただ真面目に真剣に電話し営業したいのに、隣のマネージャーはずっとその間ゲームをしているのです。

 

さすがに私もモチベーションが下がってきました。

 

そこで私は一計を案じます。

 

それは・・・・?

 

続きます。

 

ありがとうございました。