高校野球でとてつもない記憶と記録を残して松井はドラフトで当時の長嶋監督が
引き当て巨人に入団しました。本人はドラフト前阪神ファンなので阪神希望のような
事を言っていましたが長嶋監督が交渉確定を引いて即、高校生の松井選手に電話を
入れて熱心に誘ったと言われています。1年目の松井選手はさすがに高卒選手が即
活躍出来るほどプロは甘くはないですが高校卒の野手としては頑張ったと思います。
打率.223、本塁打11、打点27。開幕1軍は逃しましたが5月に昇格して2試合目に
ヤクルト高津投手からプロ1号を放って大物の片鱗を見せてくれました。
それからは長嶋監督と二人三脚で巨人の4番を張れるように育成されそれに松井も
応えました。巨人軍でのタイトル本塁打王3回、打点王3回、首位打者1回、巨人最後の
シーズンには本塁打50本を放ちました。通算332本塁打、打率.304、打点889。
数字以上にホームランに関しては日本人離れした飛距離で打った瞬間いつも
ホームランと分かる打球でした。高橋由、清原らと組んだクリーンアップはこれ以上の
破壊力はないというメンバーでした。
2002年西武ライオンズに4連勝して日本シリーズ制覇し松井選手はFA権を行使して
夢であったメジャーに舞台を求めました。それもメジャーで最高峰のニューヨーク・
ヤンキースというプレッシャーのかかる球団を選んで。

