プランターに播いたゴーヤ、ズッキーニ、オクラの種が芽を出したので移植した。と言ってもマンションの小さな庭の一角の超ミニ菜園。去年もゴーヤを2本植えたが、食べきれないほど収穫した。で、今年は欲張ってズッキーニとオクラを追加となった次第。ゴーヤはテラス際に植え、天井まで届く長い支柱を立てた。夏の間陽射しを遮り、涼しさを演出してくれる。実は、チャンプルーを初め、おひたし、サラダ、天ぷら、浅漬けなどで毎日食べる。特に、夏の夕方、シャワーで汗を流し、テラスに出て冷えたビールとゴーヤで飲る晩酌は堪えられない。
信州の山村で育ったので、夏は学校から帰ると庭先の畑できゅうりやトマトを採ってきて味噌、塩などをつけて食べた。これがおやつだった。もぎ立てのきゅうりやトマトは瑞々しく、独特の香り、においがあった。8月のお盆に帰省すると、母は先ず「やたら」をつくってくれた。きゅうり、なす、しし唐、みょうが、味噌漬けなどを細かく刻んで混ぜるだけのシンプルな一品だが、採りたての野菜は格別だった。東京に出てきてからも何度か作ってみたが野菜の鮮度がちがうせいか美味しくなかった。
鳩山政権も天候不順(普天間問題・社民党連立離脱など)で、実がなる前に立ち枯れてしまった。そう言えば「たちがれ日本」などという新党もできたっけ。