日本の信仰の始まりは自然信仰とされています。
これは日本だけではなく世界もです。
世界各地の部族は今でも自然信仰(アニミズム)です。
神道は弥生時代から始まったとされています。大規模な農業のために天候を祈ったからでしょう。
神武天皇の頃には神道は確立していなかったと思われます。
平安時代初期までは有力豪族の氏神信仰中心でしたが、平安時代中期からは地域を超えてひろまっていきます。
鎌倉時代には武士の間で八幡信仰が流行し、武士が信仰するようになります。この頃はまだ庶民の神社参拝は一般的ではありません。
江戸時代になり比較的裕福な人の間で神社の参拝が流行します。農民は神社参拝というより自然信仰(海の神・山の神)だったでしょう。
明治時代になると庶民でも神社に参拝する事が一般的になったと思われます。庶民が神道を信仰し始たのは最近なんです。
現在では初詣だけ神社に行き、お墓参りだけお寺に行く。これでは神道や仏教を信仰しているとは言えません。
神様の名前が分からない人のほうが多いと思います。
しかし日本人は悪い事をしたらバチが当たるといい、名前のない神様を信じています。
この名前のない神様こそが八百万の神であり自然信仰(アニミズム)。
神道や宗教には、どうしても支配者の意図が含まれています。それは古神道でも同じです。
悪い事をしたらバチが当たる、カルマという考え方は悪事への抑止力です。
逮捕されるから、バチが当たるから悪い事をしないではなく、それは他人に地球に動物に優しいのかで考えるのは自然信仰(アニミズム)です。
これから世界は自然信仰(アニミズム)に向かっていきます