一粒万倍日とは、日本の暦における吉日のひとつで「一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になる」という意味があると思われています。

検索してもほとんど、この意味しか出てきません。

しかし、本当の由来は違います。

一粒万倍日の「一粒万倍」という言葉は、仏教の「報恩経」というお経に由来します。この教えは、小さな善行や努力が、大きな成果や幸福に繋がることを示唆しています。

宝くじ売り場で一粒万倍日の幟が立つようになり広まったのではないかという説があります。

本当に縁起が良い日なのか?

一粒万倍日・神吉日・不成就日などの選日や大安・仏滅などの六曜は暦注下段で科学的根拠もなく迷信だとされています。

暦注でも参考になるのは陰陽師が占いに誓っていたとされる暦注中段の十二直や28宿などでしょう。