十二直は暦表の中段に書かれている暦注です。
下段にいくほど科学的根拠のない迷信とされています。一粒万倍日などは下段です。
建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉です。
暦が日本に伝来したのが飛鳥時代ですが、十二直は奈良時代の暦には書かれています。
十二直は陰陽寮で国家の行事を決める際の占いに使われていました。
現在は一部の建築業で十二直を参考にしています
十二直が使われなくなった経緯は明治時代の暦注廃止からです。
それまでは江戸幕府が暦本の発行をしていましたが、明治政府は暦は迷信として廃止しました。
昭和初期になって解除になってからは民間が発行するようになり、一番簡単で理解しやすい六曜が使われるようになったのです。
十二直の特徴は北斗七星の位置で占い、六曜では大安は吉日、仏滅は悪日ですが、十二直では良い行動と悪い行動の両方がある事です。
六曜でも結婚式は大安がいいとされていますが、十二直ではその倍の12なので当たりそうですよね。
更に細かく占いたい場合は月の運行から占う二十八宿もオススメです。