「パパ!飲み物が無いから買って良いかな」

冷蔵庫には息子のオレンジジュースとかが時たま入ってます。
ソレが無くなったのでしょう。


「良いけど自分で買ってこいよ」

と小銭を渡す。


自転車に乗り夕方に買いに行った息子。


10分経っても戻らず……


どこまで行ってるんだ?


実家周辺
買い物事情は決して良い方じゃなく
幹線道路でありながらコンビニは遠いのです。


それでも自販機はポツポツとあります。


一番近い自販機は
国道を渡り100メートル程先にある某農機具屋の前。


家から国道まで100メートルなので
息子が自転車で行っても10分もかからない。

おっ。
帰ってきた。


手には買い物袋をぶら下げてる。


「アレ?農機具屋の自販機じゃないの?」


「自販機無くなってるんだよね~」


「え?機械ごと無いの?」

「そうだよ。だからセブンイレブンまで行ってきた」


セブンイレブンまでは片道1キロ近くあります。
でもセブンイレブンまで行かなくても
逆方向に行けば自販機は点在してます。


でも
既に国道を渡った息子の頭の中には

セブンイレブンしか頭に無く


暗くなりかけた道を
えっちらおっちら行ったんです。


そういえば
某農機具屋さん。
移転するみたいで
どうやら農繁期が終えた今時期に移転作業になったみたい。
その影響で自販機も撤去されたみたいです。

母に言うと
「え~アソコの自販機が一番近いのに…段々と自販機も遠退くよ~」

クルマを運転できない母には自販機ひとつでも「生命線」みたいなモノ。


「買物難民」
そう言われるまで遠くは無いのかも。。。