京福電鉄永平寺線 廃線跡 訪問 | テツ浪人の旅姿

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[JR最長片道切符の旅 2010/10/20] [2度目のJR全線完乗 2014/01/01]               
(注)画像データは2011年以前のブログに関しては消去されています。

2017年9月14日 

 

敦賀から今庄迄の北陸本線の廃止区間、杉津線区間を自家用車で走行し終え、

富山への帰路へと付きましたが、途中にある廃線区間へ立寄ることにします。

 

京福電気鉄道永平寺線は、古くは北陸本線金津駅から永平寺の山門近く迄を

結んでいました。 金津駅(現芦原温泉駅)~東古市駅間は昭和44年には廃線。

私は東古市駅永平寺駅間の時代に1度乗車しましたが、そのご列車事故など

平成14年に全線廃止となり、再度乗車する事ができませんでした。

廃線から10年以上経過していますが、現在の様子を見たく訪問してみます。

 

永平寺駅

 

永平寺駅は「中部の駅百選」にも選定されていた、古い木造駅舎でした。

京福電気鉄道が合併した永平寺鉄道からの駅舎が残っていましたが、現在はバス

ターミナルとして利用され、ホームの一部と思える名残が見られる程度となっています。

チナミに、福井駅からの直行バスが出ているので、現在はバス利用の方が便利に

っている様です。 永平寺駅跡より鉄路と並行していた国道364号線を下っていき

ます。

 

 

途中、鉄路の跡地を遊歩道とした名残が見られます。

 

遊歩道には京福電気鉄道の前身、永平寺鉄道時代の駅名標が設置されています。

京福電気鉄道時代には市野々駅と改名された荒谷駅の駅名標です。

永平寺鉄道時代の路線図も設置されています。 京福電気鉄道時代よりも駅数が

多かったようです。

 

遊歩道を散策して行くと、鉄路の名残やレールを復元した場所が見られます。

 

鉄路跡の遊歩道整備は完了している様ですが、駅名標などを復元して、もう少

し鉄路を思いだせる感じにしてほしいとも感じました。

 

東古市駅

 

東古市駅の駅舎は、一時はえちぜん鉄道永平寺口駅として利用されていましたが

現在は登録有形文化財の指定を受けたためか、地域交流館として残されています。

 

駅舎横には列車は到着しませんが、レールやホームも残されています。

地域交流館の内部には鉄道設備も保存されています。

 

京福電気鉄道えちぜん鉄道の写真も展示されています。 古き鉄路の様子も

見られます。 尚、地域交流館なので、地元の人の団欒の間ともなっています。

 

永平寺口駅

 

永平寺口駅は前駅舎の反対側に新築されました。 島式ホームを踏切で結んだ

有人駅となっています。 チナミに、永平寺鉄道時代のホームなとも残っている

ようです。

 

駅舎の隣には、レンガ造りの「旧京都電燈古市変電所」の登録有形文化財が保存

されています。

 

永平寺口駅の訪問を終え今回の三江線可部線北陸本線廃線跡の訪問を終

えて、帰路へとつきます。

今回は自家用車を利用してのテツ旅となりましたが、やはり列車に乗車してのテツ

の方が、ゆったりとして私には合っていると思いました。