「日本※※」駅も100回を越えましたので、今回から暫くは過去に紹介し
ていない「秘境駅」シリーズとします。
今回は[冬期間は列車が停車しない、新幹線通過駅]の赤岩駅です。
奥羽本線の福島駅から新庄駅迄は山形新幹線が通る山形線の愛称で
呼ばれ、標準軌道の路線で普通列車も標準軌用に改造されています。
但し、山形新幹線は30分に1本程度運行されていますが、特に福島駅~
米沢駅間の普通列車の運行本数は非常に少なくなっています。
福島駅から3ツ目ですが、福島市の駅となる赤岩駅は、山間地にある島
式ホームを踏切で結ばれた無人駅です。ホームの屋根は短いものが設
置されているだけです。 周囲には民家などの建造物は見えないので、
集落などは無く、駅の利用者は殆どいないと思われます。
山形新幹線も通過して行きますので、狭いホームで列車を待っているの
踏切を渡ると小さなプレハブの待合室が設置されています。
朝・夕には1時間に1本程度停車しますが、昼間に停車する列車は非常
赤岩駅は山形新幹線開業前迄はスイッチバック駅でした。 スイッチバ
何も無い駅ですが、駅名標はJR東日本様式と国鉄様式の2種類設置さ
れています。
豪雪地帯で誤って下車した場合に、駅で列車を待つことや、最寄の集落
に徒歩で向かうとは危険と考えられ、2012年より冬期間は全ての列車が
停車しないこととなりましたので、積雪の赤岩駅を見ることはできなくなり
ました。
牛山隆信氏の「秘境駅ランキング」では、無人地帯で列車本数が少なく、
道路の整備もされておらず自動車での訪問も難しく駅として8位ランクと
秘境度の高い駅と評価されています。
現在は冬季期間のみですが利用者が少ない点から、今後の動向が気に
なる駅です。