「あいの風とやま鉄道」全駅訪問 ② | テツ浪人の旅姿

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鉄道で全国を巡る記録です・・

[JR最長片道切符の旅 2010/10/20] [2度目のJR全線完乗 2014/01/01]               
(注)画像データは2011年以前のブログに関しては消去されています。

2015年3月26日

 

あいの風とやま鉄道」の駅訪問を行っています。 当日は天候にも恵

まれて暖かい1日となりました。 高校生も春休みで部活の生徒が乗車

する程度なので、通勤・通学の時間帯も満員とはならないようです。

 

生地駅

生地駅は片面ホーム2面を跨線橋で結んだ有人駅です。 元は島式ホームでしたが、

現在は柵が設置されています。 

黒部市の中心街からは離れていますが、駅裏にはYKK黒部工場があり、社員が多く

利用する駅となっています。 YKKの本社機能の一部が黒部へと移転することで、今

後利用客が増加するかもしれない駅となっています。

自動券売機も設置されている駅です。 近くには富山地方鉄道も通過する駅ですが、

運賃表には富山地方鉄道の路線は描かれていません。

生地駅の1番ホームには吊下げ式のJR西日本仕様の駅名標が残っています。

 

生地駅の駅前には『とやまの名水清水の里」』の湧水が湧き出ています。 自家用車で

訪れてポリタンクで汲んで行く人も見られます。
 黒部市内の鉄道とバスに1日フリーの乗車券

500円となっている「黒部ワンコイン・フリーきっぷ」は、昨年迄は富山地方鉄道だけの

フリーエリアでしたが、JRより「あいの風とやま鉄道」へと移管されたことで、今年からは、

黒部駅生地駅間もフリーエリアの対象となりました。

第三セクター化されて良い効果が出たようです。

 


黒部駅

黒部駅は島式と片面ホームを跨線橋で結んだ有人駅です。 黒部市中心街は富山地方

鉄道電鉄黒部駅となっているので、駅前にはビジネスホテルなどは見られますが、繁

華街とは言えません。

自動券売機も設置されている駅です。 運賃表には富山地方鉄道の路線と運賃も表示

されててますが、最寄の電鉄黒部駅は少し離れているためか、表示されていません。

チナミに、現在の電鉄黒部駅(旧・電鉄桜井駅)から黒部駅間には富山地方鉄道黒部支

が結ばれていました。 又、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅へは路線バスが1時間

1本程度運行されてます。

吊下げ式のJR西日本仕様の駅名標が残っています。

特急列車の乗車口案内も残っています。

黒部駅の待合室にはJR西日本ハートイン系列のコンビニ「CHAO」が入居していまし

たが、2月に閉店してしまいました。

 

一部の列車は黒部駅始発となりますので、2番ホームで折返し運行するために、留置

用ホームとして列車が停車しています。

黒部駅富山駅間は列車本数が少し増加します。


魚津駅

魚津駅は島式と片面ホームを跨線橋で結んだ有人駅です。 昔は貨物列車が停車す

る駅でしたので荷役線なども多数見られる駅です。

又、富山地方鉄道新魚津駅もありますが、構外の地下通路で結ばれていますので、

一旦改札を出なければなりません。

魚津市の中心街にある駅で、駅前には飲食店、ショッピングセンターも徒歩で行ける場

所にあります。

改札口の横に出札窓口がありますが、JR西日本時代には別室みどりの窓口があり

ましたが、在、別室は閉鎖されています。

自動券売機が設置されています。 運賃表には富山地方鉄道の路線が表記されてい

のすが、新魚津駅本線表記は無く、立山線のみが表記されています。

魚津駅には吊下げ式の駅名標しか無く、「あいの風とやま鉄道」の吊下げ式駅名標が

設置されています。

JR西日本仕様の吊下げ式駅名標も残っています。

魚津駅の待合室内にはコンビニ「CHAO」が入居していましたが、「あいの風とやま鉄道

の開業前に閉店し、現在は利用されていません。

5月には地元の水産物業者が開業するようで、海産物などを販売するようです。
 駅前に設置されている「たてもん祭り」の提灯

には「あいの風とやま鉄道」の開業祝いが書かれています。

 

魚津駅には特急はくたか」「北越」が停車し、早朝の「サンダーバード」始発駅となって

て、古くは寝台特急日本海」「北陸」も停車する駅で賑わいがありましたが、北陸新幹線

開業で一番寂しくなった駅とも言えます。

 
東滑川駅

東滑川駅は相対式ホームを構内踏切で結ぶ無人駅です。 滑川市魚津市の市境近く

にある駅で周囲には田畑が多く、民家なども点在している場所です。

駅の利用者も少ないためか、「あいの風とやま鉄道」内では唯一の跨線橋の無い駅とな

っています。 北陸本線時代は特急列車も多く通過する駅でしたので、跨線橋を設置で

きない程乗降客が少ない駅なのでしょう。

小さな待合室には自動券売機などは設置されていません。 

東滑川駅は「あいの風とやま鉄道」内では唯一「駅名標と風景」が楽しめる駅です。

緑色の駅名標からは北アルプスの山並み、青色の駅名標からは日本海が見えます。

越中宮崎駅からは麓の山並みが迫っているので、北アルプスが見え難く、海岸も近か

過ぎて見えません。

 

滑川駅

滑川駅は島式と片面ホームを跨線橋で結んだ有人駅です。 富山地方鉄道滑川駅

も見えますが、構外の地下通路で駅裏口が乗場となっています。
   

早朝でしたので、駅の窓口は営業開始前となっています。 営業時間帯はJR西日本

代に比べると短くなっています。

自動券売機が設置されています。 運賃表には富山地方鉄道新魚津駅宇奈月温

泉駅立山線の運賃が記載されています。
 
   

滑川駅の吊下げ式の駅名標はJR西日本仕様が残っています。

ホームの特急列車の乗車口案内は残っています。

  

あいの風とやま鉄道」の「ICOCA」カードの運用が3月26日から開始しました。

早朝、始発列車前には「調整中」の貼紙がされていましたが、始発列車到着前に「あい

の風とやま鉄道」の社員が利用できる様に、貼紙などを撤去していきました。 

 

現在、富山市などでは富山地方鉄道富山ライトレールが導入している「Passca」カ

ードが浸透していますが、「Passca」は全国の交通系カードとは共用していないので、「

の風とやま鉄道」とも共用できません。 富山県内では交通系カードの認識が無いの

今後「ICOCA」カードが広がり次第では「Passca」の共用化などが話題になるかもしれ

せんネ。

 

初日でしたので、簡易ICカード改札機を利用している人はあまり見かけませんでしたが、

Suica」などを持っている乗客が駅員に確認して、チャージして簡易ICカード改札機を通

過する姿を見ました

 

チナミに「ICOCA」定期券の発売は4月以降となっているので、通勤・通学の乗客は駅員

に提示していますが、「ICOCA」定期券が発売後には1台だけの簡易ICカード改札機

たりるのかが心配です。

 

黒部市魚津市滑川市の駅を紹介しました。 富山県東部の中規模

市の駅には特急列車停車する駅も多かったので、普通列車のみ停車

する駅となり、利用者も少なくなった寂しさも感じられる駅でした。

 

明日は富山市内の駅を紹介します。 (-^□^-)