2012年1月7日
昨日は「青春18きっぷ」の旅を終えて、大阪に入りましたが、「南紀パス」は
当日購入が出来ませんので、前日に大阪に到着して購入することにしました。
電話予約で購入も可能でしたが、この季節は雪の影響で、旅自体が不可能
となることがあるので、電話予約購入はしませんでした。
「南紀パス」は、紀勢本線の紀伊田辺駅から新宮駅間はフリーエリアで、特急の自由席にも
乗車できます。フリーエリア区間までは特急指定席が利用でき、更にフリーエリア内の一部の
路線バスにも乗車できる区間が設定されています。
こんなお得なきっぷが、大阪市内発着で6000円と超お得なきっぷです。
但し、前日購入のため、行きの列車の指定席は満席となっていましたので、自由席となって
しまいました。
7時35分 新大阪駅 発 特急オーシャンアロー1号 新宮駅行
自由席なので、少し早めに新大阪駅に到着します。「オーシャンアロー号」のホームは
「はるか号」も到着しますので、大きなトランクを持った乗客も並びます。
出発時間の30分前より、徐々に自由席の2号車・3号車に列が出来始めます。
出発時間には、少し長蛇の列になります。 新大阪駅出発時点で、自由席は8割程の
着席となります。 私は、海側の窓側の席D席に着席します。
新大阪駅を出発した「オーシャンアロー号」は、大阪駅は通過せず、梅田貨物線を
通過していきます。 福島駅近辺では地上を走行し、踏切なども見えます。
大阪環状線を乗車したときとは異なる風景が楽しめます。
天王寺駅で着席率は9割程となりますが、立っている人はいません。 天王寺駅より
車内販売も開始されます。
阪和線内は、関空快速や普通列車の影響で、スピードはあまり上がりません。
和歌山駅で自由席の着席は略100%となります。紀伊田辺駅までは複線区間なので
徐々にスピードを上げ、100km/hを越えていきます。
紀伊田辺駅を過ぎると単線区間となり、直ぐに白浜駅に到着します。
白浜駅で半数程の乗客が下車していきます。車内販売も白浜駅で終わりとなりました。
白浜駅からは単線区間ですが、振子車両を活かしカーブ区間でもスピードは下がらず
80km/h程で走行します。 徐々に海岸沿いを走る区間も多くなってきます。
3号車の展望ラウンジに行ってみます。 海岸側を向いている座席が8席あり、飲料水の
自動販売機も設置されています。
紀勢本線は海岸沿いを走っている路線だと思われますが、山間部を走行時間が長いので、
海岸線が見えると嬉しくなります。
串本駅・紀伊勝浦駅を過ぎると、自由席の乗客は1割程度となりますが、海岸の風景は
素晴らしくなっていきます。
那智駅で「ワイドビュー南紀号」との列車交換を行いますが、「ワイドビュー南紀号」の
遅れで停車時間が長くなり、新宮駅への到着も遅れがでました。
新宮駅までの乗客は、自由席より指定席の乗客が多いようです。
新宮駅の改札の横には、昨年9月の台風の影響で、不通となった紀勢本線の写真や
水害の影響で曲がったレールが展示されています。
12時15分 新宮駅 発 串本駅行
新宮駅からは、105系の2両編成の普通列車で、紀勢本線を引き返します。
ワンマン運行列車は、[前乗り・前下り]となっています。
4ツ目の那智駅に下車します。 相対式ホームを地下道で結んだ無人駅です。
駅舎は社殿風の立派な駅舎で、待合室も広いので、昔は多くの乗降客があったと
那智駅の隣には「道の駅なち」となっていて、「那智駅交流センター」の施設があります。
交流センターの中には、「世界遺産情報センター」と公衆温泉の「丹敷(にしき)の湯」が
あります。 温泉には入る時間がありませんでしたが、「世界遺産情報センター」にを見学
してみました。 那智山の歴史などを解説されている場所ですが、なでしこJAPANの
サイン入りユニホームも展示されています。入館料は無料でした。
駅舎の横には、日本サッカーの始祖と言われる中村覚之助氏の顕彰碑が、サッカー
ボールとともに設置されています。
13時08分 那智駅バス停 発 那智山バス停行
勝浦駅前バス停発のバスに乗車し、那智山バス停へと向かいます。
車内は略満席となっています。 「オーシャンアロー号」の乗客で紀伊勝浦駅で下車した
乗客も見受けられました。
途中、那智川沿いを那智山へ向かいますが、昨年の台風被害の跡が残っていて、土砂
崩れや水害の家屋が見られました。
終点の那智山バス停まで乗車します。 バス停横には、お土産品売場の店舗などが
ありますが、少し下った場所より、熊野那智大社への参道の入口となっています。
隣の青岸渡寺を通過すると、那智の滝の展望が広がります。
三重の塔の横を通り、那智の滝へと向かいます。 下りですが、少し距離が有ります。
那智の滝を遠くで見て満足された方は無理はしないでください。
滝の前には鳥居があり、滝を見上げることになります。
14時34分 那智の滝前バス停 発 那智山バス停行
那智の滝の入口には、お土産品店が並んでいて
バス停もあります。 勝浦駅行バスには時間があるので、一旦那智山行に乗車します。
14時35分 那智山バス停 着
15時00分 那智山バス停 発 勝浦駅バス停行
熊野交通バスで、紀伊勝浦駅へと向かいます。
那智の滝前バス停で、車内は満席となります。 那智駅前バス停で数名下車しますが、
殆どの乗客が、終点の勝浦駅前バス停まで乗車します。
15時30分 勝浦駅前バス停 着
途中の国道で少し渋滞し、到着が遅れます。
前編は、熊野三山の1ツ、熊野那智大社への参拝までの様子です。
「南紀パス」では、紀伊勝浦駅から那智山までの熊野交通のバスもフリー
エリアとなっていますので便利でした。
後編は、紀勢本線の駅を巡ります・・・・
新大阪駅の改札内の販売所で購入しました。
今年からのNHK大河ドラマの「平清盛」に合わせた、新作でしょう。
ご飯が、木桶風の器に入っています。少し辛いドレッシングを付けた、蛸の
切身は歯ごたえもあり、酢飯にも合っていました。