2011年4月29日
日高本線の始発に乗車するために、苫小牧市内に宿泊しました。
ダイヤが薄いので、多くの駅には訪問が難しい路線です。
日高本線はキハ40の優駿浪漫の塗装された2両編成です。
途中の鵡川駅で1両は切離し、苫小牧駅行きとなります。
祝日のためか、苫小牧駅では数名の乗客でしたが、途中の駅からは高校生の乗客が
増えてきました。
日高本線では海岸に一番近い駅で、波飛沫もかかる駅なので、木製の防波堤が
設置されています。様似駅の始発列車や、土曜・休日運行の[ホリデー日高]は、
大狩部駅を通過していきますので、次の列車までは2時間以上待つことになります。
駅舎は、ブロック造りの待合室で、床は地面をそのままで、木のベンチは傾いています。
秘境駅として紹介されていますが、駅の側には国道が通っていて、国道下のトンネルを
抜けると、小さな集落があります。
しかし、国道を走る車の音より、波と海鳥の泣き声の方が大きく聞こえる駅です。
雨が降り、少し寒い駅でした。
苫小牧駅発・様似駅行きの始発列車となりますので、車内は観光客と思える乗客が
見受けられます。(テツの雰囲気の乗客も何名かはいます)
9時39分 静内駅 着
苫小牧駅行きの列車との待合わせで、15分程停車します。
静内駅の駅舎は新しくなっています。駅舎内にはバスの待合所も兼ねていて、売店や
駅そば店も入っているので、停車時間で買い物をする乗客も多いです。
時間が少ないので、駅そばを食くすることが出来ませんでした。
苫小牧駅行き先発後に、様似駅行きが出発します。
10時49分 絵笛駅 着
片面ホームにブロック造りの待合室のみの駅ですが、大狩部駅の待合室よりは
綺麗に整理された待合室です。
駅周辺はサラブレット牧場の牧草地となっていますので、周囲には多くのお馬さんが
見れます。
日高本線の直ぐ横で、サラブレットが草を食べている風景が楽しめます。
子馬が走り回っていますので、将来G1レースの名馬が生まれているかも・・・
様似駅を折返してきた車両です。 乗客の中には先程乗車していた乗客が何名か乗って
いますので、日高本線乗りつぶしを行っているのでしょう。
絵笛駅の隣駅に立寄ってみます。片面ホームで貨車駅ですが、貨車は綺麗な絵で
塗装されています。 元は広い構内だった感じがします。
小さな町の駅のようで、駅前には旅館やスーパーがありました。
貨車駅には珍しく、貨車内に委託駅員のきっぷ売場の部屋が作られていますが、
今日は祝日なのでお休みしているようです。
キハ40の優駿浪漫塗装の1両編成です。 車内は空いています。
日高本線の終着駅です。片面ホームに折返し列車が停車しています。
駅舎の外観は10数年前と変化は無いのですが、駅内には観光案内所が入っていました。
切符売場は、JR北海道バスが委託しているようで、記念入場券の販売も行っています。
様似駅は日高本線の終着駅ですが、「北海道周遊きっぷ」はJRバスの乗車も可能
なので、駅前のJRバス乗場から広尾線終着駅の広尾駅まで乗車できます。
途中、えりも岬を通過しますので、観光路線のバスとして乗車する方も多いです。
様似駅前から少し歩く海岸にでます。 海岸からは襟裳岬も見ることができます。
駅の周囲にはコンビニやドラックストアーなどの商店が多くできています。
約一時間停車し、折返し運転となります。 運転手も休憩に入っています。
途中、静内駅で列車待ちで15分停車します。
片側ホームの待合室のみの駅です。 駅舎側は国道が通っていますので、車の通行が
多いです。 ホーム側は北海道の原野が残っています。 秘境駅としても紹介されて
いますので、駅の周囲には、数軒の工場が見えますが、人家などは見当たりません。
待合室は小さいコンクリート造りで床は土間、木のベンチも倒壊、窓にはガラスなども
無く、風通しはずごく良いです。(夕方なので少し寒いです)
国道にはバス停もありましたがね1日に4本しか停車せず、最終バスは16時でした。
今下車した列車は、浜田浦駅から苫小牧駅へ向かう上り最終列車でした。
新千歳空港への航空機路線なのか、浜田浦駅の上空を何機も通過していきます。
列車を待っていると、国道を歩くキタキツネが見えました。
苫小牧駅の列車が無いので、一旦様似駅行の列車に乗車します。
千鳥式ホームで、ホームの真中を渡って駅舎に行きます。
駅舎は新しく、バスの待合室を兼ねています。駅舎内には食堂が入っていますが、
昼間の時間帯だけの営業のようです。 駅前にはコンビニもありました。
ノーベル化学賞の鈴木教授の出身地が、むかわ町とのことで、駅前や待合室には
看板や号外新聞が掲示されています。
鵡川駅までに乗車してきた列車が、途中でエゾシカと衝突したとの事で、列車に遅れが
発生しました。 北海道では動物との事故は日常茶飯事のようですが・・・
20時15分 苫小牧駅 着
本日も苫小牧市内で宿泊します。
日高本線は2回目の乗車となりますが、海岸線と牧場のサラブレットの
風景は素晴らしいと思います。
以前訪問した時には、JR北海道バスを利用して、広尾駅に向かって、
廃線となった広尾線を十勝バスで通過しました。
今度訪問する時は、襟裳岬や愛国駅や幸福駅にも訪問したいです。

































