長良川鉄道の旅
二週間程、[最長片道切符]の旅の整理をしていて、
外出も少なく、鉄道にも乗車しない日々が続きました。
禁断症状ではないですが、無性にテツ旅がしたくなり
前日思いつきで「長良川鉄道」に乗車する事に決定しました。
長良川鉄道ならば、自宅から自家用車で近くへ行けるので、
日帰りが可能なのと、土・日は1日フリー切符があるので、
乗りテツには便利なで・・・・
しかし、始発の5時台から乗車する事にしたので、出発が
午前3時となりました。
自家用車で北陸自動車道 ⇒ 東海北陸道と乗継、
白鳥インターで下り、美濃白鳥駅へ向かいました。
(土曜日なのでETC割引 1000円でした)
長良川鉄道のホームページでは、「駐車場有り」となって
いましたが、見当たらず、近くを巡って、とある場所に
駐車しました。(今後も駐車したいので、場所は秘密)
美濃白鳥駅は、車両保管駅なので、朝一番の列車が
出発するのと、改札駅員も5時30分頃より対応して
いますので、ここで「1日フリーきっぷ」を購入しました。
土・日・祝の限定 大人2000円です。
(以前は1500円だったと思います)
長良川鉄道の本社と車庫がある駅です。
駅の横には喫茶店と、乗客用の無料駐車場がありました。
駅舎には、国鉄時代の「美濃関駅」の駅名が薄っすらと
残っていました。
以前 名鉄関駅が存在していた跡が残っているので、
その跡地の見学も行いました。
線路は残っていました。
土曜日ですが、高校生が多く乗車していましたが、
座る事はでした。
7時58分 美濃市駅 到着
島式ホームで、線路下をくぐって改札へ向かいます。
駅舎の一部は喫茶店となっていました。
8時からのモーニングは300円となっていました。
美濃市駅から徒歩5分程で、旧 名鉄美濃駅の
駅舎が残っているので、見学に向かいました。
しかし、事前調査不足でした。 開館時間が
9時からとなって、内部見学が出来ず、外観の
ピンク色の三角屋根が特徴的です。
再度訪問して、館内見学しようと思いました。
8時19分 美濃市駅 出発 (関駅行)
名鉄美濃駅の見学が出来ず、美濃市駅へ戻ると、
上り列車の時間だったので、当初予定の列車を
変更して、隣の駅へ向かいました。
(「フリーきっぷ」ならば、乗降り自由なので・・・)
湯の洞温泉口駅が始発の列車なので、乗客は
3名でした。
周りは、住宅地の駅でした。
学生も少し乗車していましたが、車内は空いていました。
昔の駅舎が残っていますが、駅には喫茶店が入って
います。喫茶店「ステーション深戸」のモーニングには、
トースト・コーヒー・卵に味噌汁が付いてくるらしいの
ですが、今回は時間の都合で立寄れませんでした。
9時45分 深戸駅 出発 (美濃太田駅行)
車内には、小学生の遠足で20名程が乗車していた
少し混んでいましたが、下車した後は空き始めました。
しかし、関駅を過ぎると、乗客は増えてきました。
10時51分 美濃太田駅 到着
長良川鉄道の専用ホームに到着。
JR美濃太田駅と共用駅ですが、駅舎は自由通路型
なので、2階が自由通路。JRは別改札となります。
1年程前に、JR高山線乗車時に美濃太田駅へは
立寄りましたが、それからの外観等には、変化は無い
です。
1両の車内は、大変混み始めました。JRから乗り継ぐ人も
多く、郡上八幡方面へ行く人が多いのかと思えました。
出発時間近くになると、駅弁の立売が販売を始めました。
美濃太田駅では、「松茸釜めし」のみの販売でした。
以前に食べたことのある駅弁だったので、今回は購入
しませんでしたが、写真を掲載しました。
美濃市駅で団体の乗客が下車したので、車内は空き
初め、車窓を楽しめるようになってきました。
紅葉には少し早いのかもしれませんが、赤・黄色に色づく
木々が見えました。又 白山の山々にも雪が白く積もり
初冬を感じました。
約2時間をかけて、長良川鉄道、元越美南線の終着駅に
到着しました。 駅舎は昔のままの駅舎です。
駅に併設されていたラーメン店は廃業となっていました。
看板が目に付きます。 線路は少し延びてはいますが、
この駅とJR越美北線(九頭竜湖線)との接続は夢と
終わってしまいました。
転車台が「登録有形文化財」として保存されています。
昔訪問した時には無かった、説明看板なども設置さ
れていました。(転車台の中には雨水が貯まっていました)
14時10分 北濃駅 出発 (美濃太田駅行)
約30分後に折返して同じ列車が出発します。
美濃白鳥駅との間は、信号器の施設が無く、タブレット
運行されていますので、1車両のみの運行となっています。
乗客を見ると、先ほど下車した乗客が殆ど乗っていま
すので、盲腸駅下車の目的の方が多いのでしょう。
14時53分 郡上八幡駅 到着
郡上踊りで有名な郡上八幡の最寄駅ですが、
町までは少し離れています。
駅舎は昔のままの古い駅舎です。トタン屋根なのが
古さを増しています。
ホームにかかっている橋も、全て木造なので、一見
郡上八幡駅には、「ふるさと鉄道館」として国鉄の越美
南線・長良川鉄道の資料が展示されています。
無料なので時間をつぶすには愉しく見学しました。
15時58分 郡上八幡駅 出発 (美濃太田駅行)
郡上八幡駅始発ですが、観光客も多く、座席はほぼうまり
ました。
温泉施設が併設している駅です。 温泉施設が併設して
いる駅は全国にも多いのですが、この施設は長良川鉄道
を利用すれば、入浴料が無料となる点です。
入湯税50円は必要ですが、通常500円が50円で入浴
できます。 当然入浴するために下車しました。
ホーム側にも入口があり、そのまま施設に入れます。
温泉でお風呂も大きく、休憩所もありますので、入浴して
鉄道信号が掲げてあり、列車到着時間にあわせて、点等
するようになっています。
尚、11月6日(土)より、降車証明書に日付が入るように
なったみたいです。
以前の降車証明書は、11月18日(木)まで利用が
できますので、持っている方は早々に利用してくだ
さい。
既に日が落ちて暗い中を走ります。車内には5~6名の
乗客です。
18時32分 美濃白鳥駅 到着
乗客は、私の他には1名のみ。2人とも美濃白鳥駅で
下車してしまい、車内は乗客は0名ですが、北濃駅に
向けて出発しました。
自家用車で高速道を利用して、自宅へ戻りました。
長良川鉄道は、10数年前に全線乗車して
いましたが、途中の駅に下車したのは、
始めてでした。
古い駅舎がそのまま残っていて、その駅舎を
活用した喫茶店なども多く活用されている、
長良川鉄道ですので、今後も多くの駅を訪問
してみようと思いました。