三重苦日記 -11ページ目

三重苦日記

負け犬・オタク・欝の三重苦を背負った人間の記録

いずみちゃんの兄(ボス)の彼女クロミちゃんが

亡くなっていた。


私がいずみちゃんたちに会いに行く途中の、

大通りに面したアパートの階段の下で。


そこは、いずみちゃんたちが良く人間観察に

訪れる場所で、人通りも多い。


今日もいつものように、いずみちゃんに会いに行こうと

アパートの前を通りかかったら、黒猫の後足の肉球が見えた。

クロミちゃんは警戒心が強く、決して足を投げ出すような体勢で

横になることはない。

「クロミちゃん?」と声をかけても反応がない。

普段は人間が近寄っただけで逃げるのに、

足を触っても反応がない。


階段の影で、よく顔が見えないけれど、

コンクリートの床に、液体のようなものが広がっていた。

懐中電灯をかざすと、どす黒い血だった。

クロミちゃんは、血を吐いて亡くなっていた。


持病があったのだろうか。

あまりに突然の出来事だった。あんなに元気だったのに。

まさか、人間が・・・?と悪い方向へと考えてしまった。

だとしたら他の猫たちも危険だ。


苦しかっただろうね。一人で寂しかったろうね。

まさか今日が最期だなんてクロミちゃんも思っていなかったはず。

私がもう少し早く来ていたら、助けられたかもしれない。

いや、中途半端な私には、その場に居合わせても何もできなかったろう。

ごめんね。


こんな冷たいコンクリートの上で、しかも多くの人が行き交う前で

クロミちゃんを野ざらしにしておくわけにはいかなかったので、

もしもの時のために持ち歩いていたタオルでクロミちゃんを包み、

いずみちゃんたちのいる猫ハウスへ運んだ。


死後硬直していた。前脚と後足を揃え、空気を求めて

首を逸らしていたであろう姿そのままだった。

周囲にはまるで剥製を運んでいるように見えたかもしれない。

でも、なぜかクロミちゃんの体が温かく感じた。

それに、お腹は柔らかい感触も。


柔らかいクッションの上に置いてあげたら、少しは喜んでくれるだろうか。

よくこのクッションの上でボスと一緒に寝ていたよね?


夜の11時に、勝手に私有地に埋めるわけにもいかないので、

いずみちゃんやクロミちゃんの面倒を見てくれている団体の敷地に

埋めてもらえないかと思って運んだのだけど、

それってやっぱり間違っていたのかな・・・


行政に連絡したら産業廃棄物扱いされかねないし、

土日は行政は対応してくれない。

どうしていいか分からなかった。

明日、まだクロミちゃんが埋められていなかったら、

どこか埋めてあげられる場所を探そう。


本当に、私は中途半端なダメ人間だ・・・・・

ごめんね。クロミちゃん、ごめんね。本当にごめんなさい。










異動者からの引き継ぎを受けて早2週間経過。

怒涛のように過ぎて、ようやく休日。

休日に家にいるなんて何年ぶり!?

いつもは「たまには家でゴロゴロしていたい」とか

「たまった家の雑用かたづけなきゃ」とか思っていたのに、

いざそうなってみると何をしていいのか分からない。


午前10時まで寝ていたので「ゴロゴロする」という念願は叶った(笑)

でも、本棚の整理やたまった資料のファイリングや

セミナーの復習やタンスの入れ替えや・・・やらなきゃいけないことは

いっぱいあるのに、頭ではやらねば!と思っているのに

身体が拒否する・・・・


今、右耳で白猫さんが「早くやらなきゃダメよ」と言っていて、

左耳で黒猫さんが「GWにやれば大丈夫だよ」と言っていて、

嗚呼ー!決着がつかないー!!!






明日から新年度。

会社も自部署も新体制。


憂鬱で憂鬱でたまらない。

私の担当業務は第一四半期が最も繁忙。

それは毎年のことなので覚悟はできているのだけど、

異動してしまった人たちの担当業務をすべて私が

引き継ぐことになり、業務が3倍に膨れ上がる。


赤い彗星じゃねぇんだぞ・・・


上司は「大変だったら俺が手伝うからさ」と

軽く言うのだけど、私の業務を知らないアナタに

何が手伝えるの?