昨晩、群馬県の公園で

大人と子供合わせ12人の人が


飼い主の自宅から脱走した

2歳のオスの四国犬に咬まれるという

惨事が起こりました。


傷の消毒だけで済んだ人もいれば


10針を縫う大怪我を負った人も。


四国犬



あくまでも

画像は見本です。

咬んだのはこの四国犬ではありませんので。



上の茶色の犬は四国犬、下の白い犬は紀州犬。

北海道犬、甲斐犬、紀州犬と並ぶ
中型日本犬で

柴犬より大きく
秋田犬より小さい。

さほど大きな犬ではないものの

洋犬の猟犬とは違い

イノシシや熊といった獰猛な動物を
襲い食らいつき、疲れさせ

主人であるハンターがとどめをさす。

一方、撃ち落とした鳥を拾い
ハンターに届けるのが
レトリーバー。

レトリーブとは回収するという意味。

ポインターは
「ここだよ」と
獲物の居場所を教える意味で
そう呼ばれる。

これらの洋犬の猟犬は
比較的攻撃性は少なく
人懐こい犬種が多い。

日本犬、特に中型犬は
直接獲物に食らいつく。

気性がきつく他人に慣れにくい
個体が多い。
(すべての中型犬にあてはまるとは限らず
知らない人に撫でられる温厚な犬もいますが
、あまりチャラチャラしない)

事故を起こした四国犬の飼い主は

自宅の塀の中で放し飼いで
塀を乗越えて脱走したようですが

これ絶対ヤバいやつです。

というのは

中型日本犬の身体能力は
桁違いである。

私も性質が四国犬と同じような
紀州犬を飼育していましたが

家では檻の中か、鎖に繋ぎ飼育していました。

当時、20歳前後の頃の私は

というより子供の頃から
男の子に負けない
とてもオテンバでした🤣🤣🤣

今思えば
当時知らなかった
パルクールできたんじゃない?
と思うくらい。

助走して2メートル超えの
石垣を猫のようにかけのぼったり

小学のころ、オテンバのクラスメートの
女子の友達と一緒に

マットの上で空中回転したり

1メートルの塀を跳び箱を飛ぶ容量で
ポンッと乗って、男子が
「俺でも怖くてやれんのに」

オババになった現在では

バ怪力は健在でも

パルクールごっこは
もう無理です🤣🤣🤣

当時、紀州犬のシロと散歩中

回りに人がいないことを確認し
私がほぼ垂直の2メートルの石垣を
かけのぼると

シロが私のあとに付き
彼女ものぼりきりました。

公園のベンチや
半分埋められた
ダンプカーの大きなタイヤも
軽々飛び越えたり

なんとシロは
犬とは思えない
滑り台のハシゴに器用に前足をかけ
のぼり
滑って遊んでたのです。

紀州犬=銀牙に登場していた紀州犬の忍犬
「赤目」とかぶりました。

赤目は忍者の故郷、三重県伊賀の生まれで
刀をくわえるなど、人間みたいに武器を使ったり
ムササビみたいに木から木へ飛び移るなど
犬離れした神業の持ち主。

もちろんシロは漫画ほどオーバーでは
ありませんが

中型日本犬の身体能力の素晴らしさに
驚かせられたものでした。

塀があっても
屋根のない屋外での放し飼いは
無理だ。

攻撃性では

一度シロは
同居犬を殺しかけてしまいました。

私が留守の間に母が
先住犬のトイプードルのサチに土間の上りの廊下に腰掛け

シロとサチにオヤツをあげていたとき

サチがシロに唸って
それに逆上したシロがサチの
首の後にかみつき

小さなサチは揺さぶられ
床から宙ぶらりんでぶら下がり

シロは放さない
騒ぎをききつけた父が
シロを引き剥がしたおかげで

サチは急死に一生を得た。

しかし、サチのくびの後に
ガッツリ牙の跡、穴が深くあき

3針縫う怪我を負ってしまいました。

シロは父にこっぴどく叱られ

私に「今日はこいつエサ抜きにしろ!」と

私は現場を見ていなかったため
シロを叱ることができませんでした。

犬はあとから叱っても効果がないからです。

シロはメス犬だけど

メスといえ殺傷力はあなどれない。

実猟でイノシシ相手に
返り血を浴びながら闘う
メスの猟犬もいるのだから。

紀州犬による事故も
よく報道されたものです。

私が知っているだけでも3件

1歳の男の子が脱走した紀州犬に
かみ殺され、そばにいたお兄ちゃんは
50針の大怪我。

家人であるおばあさんが咬まれ
失血死。

街なかで紀州犬が大暴れ
警官に射殺される。
その紀州犬は捕獲中、ガードしている腕のプロテクターではなく、露出している肌を狙って
咬むという知能を持っていた。

今回、12人もの人を咬んだ四国犬

どうなっちゃうの?

動物愛護が叫ばれる今日、
安易な殺処分は減少されているといえ

この犬の行く末を思うと不憫です。

犬は悪くない。

飼い主の不注意です。

どうか

殺処分だけはしないでほしいです。

これから

危険をともなう犬種の飼育を

お考えの方へ

想像を越える身体能力と

攻撃性を秘めていることを

よく理解してから
パートナー(愛犬)をお迎え下さい。