こんにちは
日本ベビーサイン協会 認定講師
東京都府中市 ベビーサイン教室 「てってーじ」 の
なかじま あけみです
ようやく金曜日。
今週は何かと気忙しく、今日1日しんどいな~と思った朝。
そんな少々ゲッソリな気分を変えてくれたのは息子でした
みなさん日々の育児、楽しんでいますか?
2歳5ヶ月、わんぱく盛りの息子の体力に少々疲れ気味ですが、
とっても幸せな事に最近1日に1回は大笑いする出来事がなぜか絶えません
というのも...
息子と世界を共有できているからこそのこと。
先日、息子には退屈なお買い物に付き合ってもらった時の事。
飽きて走り回る息子に手を焼き、
疲労ともっとゆっくり買い物したい気持ちで心の中は愚痴だらけ。
そんな時「遠くからママー!!」と大声で呼ばれ、
溜息と共にテンション低めの「はーい
」
何かと思って息子の所へ行くと、
天井を指さして
「ママ ねんろ(線路)」。
天井の線路ね~と指さした方を見ると...
確かに線路ありました
わかりますか?
さっきまで悶々としていたはずの心は
息子と世界を共有できたうれしさであっという間に晴れてしまいました
私たち親子はこんな体験を息子がおしゃべりする前からベビーサインを通してしてきました。
彼が初めて見せてくれた世界はこれ
この写真を見て皆さんは何を思いつきますか?
バンドエイドの宣伝ではありませんよ
食事の最中、いきなり飛び出た
「くつ」のサイン!!
遊びに行きたいのかと思って聞くと、どうやらそうではないらしく、ひたすら「くつ」のサイン。
彼の視界にくつがあるのだと思い、キッチンカウンターからその先のキッチンまでくつらしきものを探しては「これの事?」「これの事?」と尋ねるも、どれも違う。。
一通り確認しても彼のくつを見つけられず、
「坊やは何がくつに見えてるのかな~」と目に留まったのがこのバンドエイド。
まさか~と思いながら「これのこと?」と尋ねると
渾身のくつ(サイン)!!
バンドエイドがくつに見えてるなんて、想像もしなかったことだけに私もしつこく「これがくつ?」「そうなの?」と尋ねると満足げにくつ(サイン)
それがわかった時の感動
そして見えている世界がこんなにも違う事を知った時の驚きはかけがえのない体験として、私たち家族の宝物になりました。
息子1歳5ヶ月のことです
それからというもの
私は息子が教えてくれる世界を一緒に楽しむ為、息子にはどんな風に見えているんだろうと、彼の気持ちに寄り添うことが習慣になりました。
今月2歳半を迎える息子。
今週もたくさん彼の世界をみせてくれました
イルミネーションのペガサスを見て
「おんま(お馬)さん、ちょうちょちゅいてるね」
池に浮かぶ落ち葉を見て
「ぽんぼ(とんぼ)だね」
お豆腐のパッケージを見て
「ママ!しぇみ(せみ)さん!!」
もうしっかりおしゃべりで教えてくれますが、
彼の世界感を大切に、そしてそれを心から楽しめるのは、
おしゃべりする前から培ってきた土台があるからこそ
もしベビーサインでお話する機会がなかったら、言葉を覚え、しゃべり始めた息子に
「ちょうちょがついているんじゃなくて羽!ペガサスだよ!!」
「お池に浮いているのは落ち葉!」
「蝉なんてどこにもいないでしょ!」「これはお豆腐!!」
な~んて教えていたかもしれません
説明を聞かなければ一見ナニコレ?と思えた写真たち。
でも、我が家にとってはこの写真が思い出の1ページとしてアルバムを飾ります。
こんなに楽しく我が子の気持ちを共有できる育児ができるのは、おそらくベビーサインだけ
ベビーサインを使う時期はおしゃべりができない時期限定です。しかしそのメリットは生涯続くものになるかもしれません