20240524    俳句 | 阿岸鉄三“わたしの視点・視座・視野”

20240524    俳句

20240524    俳句

俳20240502水張った田に薄氷晴れた朝

俳20240502雨上がり緑いや増す若葉かな

俳20240502五月晴れ青空高く鯉垂れる

俳20240503燕来て古巣どこかと探す能登

俳20240502北大地花々開き春寄せる

俳20240503杖突いて蟻の歩みに並ぶ吾

俳20240503春の朝思わず伸びして足が攣る

俳20240503風なくて若葉が揺れる鳥が交う

俳20240503春連休お出かけ日和車混む

俳20240503雲間から春の強い陽また翳る

俳20240503五月晴れ気持ち良い朝手を拡げ

俳20240503雲間から春の朝日が斜光する

俳20240504晴れた朝雪形馬に呼びかける

俳20240504逞しく元気に育てと武者絵凧

俳20240504夏みかんもぎとる児らの顔が照る

俳20240505夜は明けてまだ鳥啼かぬ春の朝

俳20240505ゴルデンウィーク夏の先取り熱中症俳20240505連休中慌てて引き出す扇風機

俳20240505柏餅つぶ餡こし餡味噌の餡

俳20240505柏餅白にピンクに味噌の餡

俳20240505緑陰に涼しさ求めりゃ虫が刺す

俳20240505鯉幟子供見ているクレーン車

俳20240506カーィガンつい置忘れ春連休

俳20240506春連休どこにも行かず美食する

俳20240506柏餅ピンクの求肥味噌の餡

俳20240506ロコモティフ新緑の坂白い息

俳20240507お握りを新緑たっぷり山の昼

俳20240507新生姜甘酢の香り鮨の供

俳20240507春連休明けて遊びの疲れ曳き

俳20240508部屋の中緑に映える若緑

俳20240508小花咲く初夏の道端斜めの野

俳20240508初夏の野や百花繚乱小花咲く

俳20240509卒寿来て初夏の緑の鬱々し

俳20240509雄鳥の渡す赤い実春最中

俳20240510奥信濃行けども行けど柿若葉

俳20240510窓開けて流れこむ風若葉かな

俳2024010小花満つ野道を行けば蜂唸る

Hai 20240510 bee がぶんぶん飛び交う野の trail

俳20240510富士を背に山のホテルに躑躅咲く

Haiku 20240510 sunset bath び燃え立つ若葉鳥の音

俳20240511鳥の声持ち帰り聞く春の午後

俳20240511鳥巣箱父の作りし空のまま

俳20240511野の花は数多あれども鬼アザミ

俳20240511不登校大学進学消えて去る

俳20240511風薫る桜ケ丘は風の街

俳20240512母の日に偲べばただただ目が潤む

俳20240512名付けたりヘクソカズラは此処彼処俳20240512風の丘マーガレットが乱れ咲く

俳20240513 シャーシャーと鳥声遮る初夏の雨俳20240513春嵐野面を唸る強い風

Hai 20240513 若緑大揺れ小揺れ大岚

俳20240513冬の猿押しくら饅頭児は真中

俳20240514春の雨としといつしか濡れてくる

俳20240514ごめんなさい詫びつつ手折る春小花

俳2024514おうち行こう声かけ手折る野の小花俳20240514可憐さや私の好きな春小花

俳20240514春逝きしシナトラ遺した昭和の情

俳20240514微風が薫る若葉の並木道

俳20240514石垣に溢れんばかりの春小花

俳20240515ュンベリーとどかぬ狸が手を伸ばす俳20240515春霞棚引く空に小鳥交う

俳20240515小鳥らが忙しげに交う若葉の木

俳20240515ゆさゆさと揺れる新緑薫り立つ

俳20240516若緑濡れて幾千お化けごと

Hai 20240516新緑の Basho旅立つOshu Road

俳20240516 お中元貰って悟る候来たり

俳20240516緑濃くいつしか梅雨と候移る