20240522   俳句 | 阿岸鉄三“わたしの視点・視座・視野”

20240522   俳句

20240522   俳句

俳20240422大道芸ギアがキラリ春燦々

俳20240422豪華なる鰊御殿の蝦夷桜

俳20240422松前に参勤交代桜来る

俳20240422おはように帽とりぺこり春の朝

俳20240422ケロケロと蛙見送る通園路

俳20240423ママチャリで買い物行き帰花見する俳20240423園児らがお手々ひらひら花が散る

俳20240423糸つけて空中ブランコ散る桜

俳20240424若緑もくもく塊る枝の先

俳20240424微風が若葉の香り運び来る

俳20240424湯の煙流れて若葉の香りする

俳20240424こぬか雨来るか心配春の雨

俳20240424濡れまじと思いつ濡れる春の雨

俳20240424立ち並ぶさながらパレットチューリップ

俳20240424春秋が失われてゆく春暑く

俳20240426朝風に軽く身ぶるい若緑

俳20240425若緑濡れて道路は乾いた日

俳20240425鐘鳴ってアカシヤ揺れる時計台

俳20240425絹霞棚引く朝の白い月

俳20240426赤に白黄色紫初夏の花

俳20240426見るたびに身に迫ってくる若緑

俳20240426十勝の野キャンプ解禁煙立つ

俳20240426満天の星を被ってキャンピング

俳20240426獣の気配ひしひし山キャンプ

俳20240426歌唄い卯の花愛でる明るい日

俳20240427若緑とは言っても威圧的

俳20240427新緑やいつの間にやら鬱々し

俳20240427傘忘れしょぼしょぼ濡れる春の雨

俳2024427タンポポの綿毛飛び去り禿頭

俳20240427まだ来ぬか時々覗く燕の巣

俳20240427アカシヤが咲けば故郷思い出す

俳20240427アカシヤの故郷札幌並木道

俳20240428晴れ上がり朝日に絢爛若緑

俳20240428若緑日毎移ろふ色の濃さ

俳20240428鶯や新聞読んる午後独り

俳20240428寂けを破る鶯午後独り

俳20240428めっちゃ暑い春の連休最初の日

俳20240429鶯の声に目覚めて二度寝する

俳20240429最果ての丘一面の芝桜

俳20240429長崎の春雨しとしと甍濡れ

俳20240429グラバー邸ジャスミン香る午後3時俳20240425能登半島瓦礫の街にも桜咲く

俳20240430土筆坊消えていつしか杉菜原

俳20240430田に写る新緑晴れた青い空

俳20240430口笛に鶯我ここ啼き返す

俳20240501滋賀の湖写す比叡の逆若葉

俳20240501降るのかな仰ぐ大空若葉満ち

俳20240501優勝は夢から目標夏の場所

俳20240501青楓大気も染まる萌黄色

俳20240501根曲がりの筍真っ直ぐ親に似ず

俳20240501白神の萌黄の若葉鳥が交う

俳20240501早苗ちゃん日本の優しい女の子

俳20240501夢に出る揺れるアカシヤ故郷よ