20240522  野球前線北上す | 阿岸鉄三“わたしの視点・視座・視野”

20240522  野球前線北上す

20240522  野球前線北上す

日本の野球前線は北上中である。日本のPro野球を見ていると北国という宮城・青森・北海道出身などの選手がかなり活動している。今から4・50年前まではいわば北国は野球選手の不毛の地であった。思い出されるのは北海道のスタルヒンだが彼は白ロシアの移民だから例外的だ。北海道の留萌出身北海高出身のヤクルトで活躍した小さな大打者と言われた若松勉ぐらいしか思い出せない。潮目が明らかに変わったのは苫小牧駒大高校の田中将大を擁しての全国制覇である。出身は兵庫とある。MLBで活躍する大谷・菊池など岩手県出身の選手が野球で活躍するのは野球前線が北上していることだと思う。相対的に昔ほど九州勢・四国勢の活躍がないように思う。最近、中心になっているのは大阪・近畿・東海あたりである。これは何を意味するのだろうか。海で獲れる魚と同じようにやはり冬も暖かくなって北国でも通年とはいかないまでも野球はかなりできるようになったことのが関係するのだろうか。あるいは北国でも設備が整ったというこのせいなのだろうか。

Original description 20240513