20240520  bird week | 阿岸鉄三“わたしの視点・視座・視野”

20240520  bird week

20240520  bird week

今週はバードウィークにあたるらしい。ラジオで聞いていたらバードウィークが始まったのは終戦直後のGHQ進駐軍総司令部の鳥類学者が日本に持ち込んだものだということだった。興味を持ったのは鳥に対する日本人の見方が変わってきたということだ。日本は古来から鳥を食料資源としてきた。カスミ網というものがあった。現代では法的に禁止されている。しかし私が1960年代に東京へ来た頃は銀座に焼き鳥屋というのがあって本当に雀の焼いたのを売っていた。骨はカリカリかじって食べることができた。次は鳥類を愛護するという見方だったという。それから最近では環境保全の一つとして鳥類を見ているということだった。テレビを見ていたら若い学者で鳥類言語学というのを始めた人がいる。鳥の啼いているのはお互いに意味ある言葉を交換しているというのだ。私は富士山の一合目に別荘があったとき週の3日4日も過ごしたことが十年ぐらい続いていた。とにかく表に出て畑仕事や庭仕事をすることが楽しかった。鳥の鳴き声を聞いていて口笛で真似をする間に何やら鳥が私の口笛に寄ってくるという事を確信したことがある。とんびは好奇心が強い。洋凧を上げたところなんだなんだとそばへ寄って来た。それで凧に油揚げをつけて上げてみた。油揚げを取りには来なかった。しかし道を口笛を吹きながらトンビのもの真似をしているとトンビが確かに私の頭の上をついてくるという感じがしていた。

Original description 20240512