20240501   兵つわもの・武士もののふ | 阿岸鉄三“わたしの視点・視座・視野”

20240501   兵つわもの・武士もののふ

20240501   兵つわもの・武士もののふ

古典文学の会からである。 つわものは語源的にはうつわものであったのではないかと言う。 うつわは道具・入れ物を意味する言葉である。 武器そのものを言ったらしい。 つまり兵つわものは人であるがもともとの言葉は道具そのものであったということだ。 武士もののふは一般的に朝廷などにいる武器を扱う人のことをいったものだという。。 私は尋ねた。 兵が必要だったということは世の中が治安が良くなく財宝・土地などを守るために権力者が備えたということなのでしょうか。 先生は答えた。 現在では人のものをとるのにお金とっている。 私はハッとした。 現在はいわゆる資本主義社会であるからお金をかき集めることにみんな精力を使う。 何らかの形で人の持っているお金を出させて自分の所へ集めようとする。 収奪である。 それなら昔の物品をかき集める行為と基本的に何も違いはないのではないか。 お金を集めることは現在の社会では法律によって守られれた形態をとっている。 人間の欲望を思う。

元の説明20240426