20240119  俳句 | 阿岸鉄三“わたしの視点・視座・視野”

20240119  俳句

20240119  俳句

俳20231215乱れ飛ぶ流星群に願い込め

俳20231215 流星を見むと早起き空は雲

俳20231215 東風吹けど力及ばず多摩は冷え

俳20231215 年の暮れ北と南の風鬩ぐ

俳20231216 渡り鳥実を食い種を撒き散らす

俳20231216 猫じゃらし猫はいなくて俺弄う

俳20231216 屁ひり虫寒さにめげず窓の外

俳20231216 初日の出甍の波の先の丘

俳20231217 先見えぬ地吹雪続く年の暮れ

俳20231217 年の暮れ小夏日和に上着脱ぐ

俳20231217 小夏の日枯葉カラコロ吹き流れ

俳20231217 翔平が払う不景気年の暮れ

俳20231217 雪の山余白のままの水彩画

俳20231217 チェーンソー後継者なきリンゴ園

俳20231217 観覧車乗る人も無きガザの冬

俳20231218 しころ山師走に逝きし好い男

俳20231218 猛吹雪昔のニシン場吹き閉じる

俳20231218 大雪や桁々違い蝦夷出雲

俳20231218 流氷の下でクリオネ優雅な舞い

俳20231219 見晴らしの良い家北風吹き通る

俳20231219 除夜の鐘続けて鳴るは初日の出

俳20231219 日本海越えてシベリア寒気来る

俳20231219 荒ぶる世護摩焚き加持祈祷除夜の鐘

俳20231220 電飾の屋根より高いクリスマスツリー

俳20231220 もちもちの自然薯コロッケフーフーと

俳20231221 小春日に杖突き巡る朝の公園(ソノ)

俳20231221 蜘蛛の糸枯れ葉連なり吹きあれる

俳20231221 小春日に聞こえぬ同士大声で

俳20231222 大晦日仏壇飾って父祖を待つ

俳20231222 冬至の夜ぐつぐつ小豆南瓜煮る

俳20231222 次々とクリスマスキャロル朝ラジオ

俳20231222 立往生車列連なる雪の道

俳20231222 冬来る早い日暮に灯が点る

俳20231222 屁ひり虫いつまで冬を生きるやら

俳20231222 窓の外枯れ葉一枚蜘蛛の糸

俳20231222 裸木の最後の一枚吹きさらし

俳20231222 生きる意味知らずに生きる老いの冬

俳20231223 サンタから配達頼まれ宅配便

俳20231224 世の中に見様見真似は数あれど

見もせで年越し蕎麦を打ち

  1. 俳20231223 スカベラは糞闘鹿の後始末