昨日は中村屋の春暁特別公演へ行ってきました
場所は川口リリアホール。
前にも歌舞伎の巡業で来たことありました。
花道もあり、立派な会場です。
前の方の席が取れていましたが、端の方だから見ずらいかな?と思っていたら、横幅が狭かったので真ん中寄りでした。
とても良く観えました
緞帳も綺麗だったなぁ。
内容はこんな感じ。
トークが一番長い
勘九郎さんがマイペースで話が脱線しまくり楽しかったです
勘九郎さん、七之助さん、鶴松さんのお三方とも花粉症がひどくて大変だそう
今回は舞踊公演なので声がかれてもセーフ!と。
勘九郎さんが中村仲蔵のドラマの話もしてくれて、とても楽しかったです
「DVDにはメイキングも入ってます」と聞いて、買っていましました
トークでとても心に響いたお話がありました。
質問コーナーで「緊張しますか?緊張した時はどう対応されますか?」という問いがありました。
勘九郎さんが答えてくれました。
「父から良い緊張と悪い緊張があると言われました。良い緊張というのは高揚感を伴うようなもので、日々の稽古から自信を持って舞台に挑むこと。悪い緊張とは「大丈夫かな?出来るかな?」と自信がないこと。それはつまり稽古不足。」
ズシーンと来ました
良い緊張を保てるように精進します
さて、私のお目当ては「仲蔵狂乱」でしたが、思っていたものとはだいぶ異なりました
題名からして仲蔵ドラマのエンディングとまでは言いませんが、なんか激しいカッコいい舞踊かと思っていたのですが、実際ははんなり美しかったです
小野小町のお父さんが主役の舞踊でした。
そら小野小町のお父さんなのですから美しいでしょう!
菜の花が咲いて春うららかな舞台でした。
こちらは30年ぶりの演目だそうで、会場で遭遇した歌舞伎好きな知り合いも初めて観るとおっしゃってました。
本来の演目名は「狂乱雲井袖」というのですが、仲蔵の舞踊の評判が良くて通称「仲蔵狂乱」と呼ばれるようになったそう。
ほんとにすごい役者だったんですね。
生で観てみたかったなぁ(不可能)
あ!
師匠のホームページの「長唄メモ」に歌詞がありました
花見踊りに相生獅子、3曲とも長唄舞踊で堪能しました
相生獅子は七之助さんがとっても可愛くて、着物もピンクで華やかでした
高速毛振りの後でも息があがることもなくスンっとされててすごい
花見踊りも春爛漫でしたし、中村屋桜前線って感じですね
一足先に春を満喫しました