Non-OPEC の長期減耗傾向 | Dr. K  ピークオイル考

Non-OPEC の長期減耗傾向


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粗油を含む在来型の原油生産は、10月は 7,386万バレル/日。

全期間を通じた最高生産記録は、2008年 7月に到達した 7,484万バレル/日のまま。


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原油価格の上昇につられて、OPEC の原油生産量は、2007年初頭から 2008年 7月の需要崩壊まで増大していました。


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しかし、Non-OPEC にそれは認められず、長期減耗傾向がはっきりしています。
Non-OPEC は、すでに地質学的限界に突き当たっているのでしょう。



OPEC の " spare capacity " ( 余剰生産力 ) を、EIA では 340万バレル/日ほどと見積もっているようです ( Chart 33 )。
http://www.peakoil.nl/wp-content/uploads/2009/01/2009_january_oilwatch_monthly.pdf

数年後、世界経済が一過性に経済回復の兆しを見せたとしても、その間の Non-OPEC の減耗分を埋め合わせる余力は、あったとしても僅かでしょうね。