11月も最終週。もうすぐ師走ですね。
 
 
昨日、Netflixさんで『新世紀エヴァンゲリオン』
 
2019年春より全世界独占配信開始!
 
との発表がありました。
 
ベターコールソウルやブレイキングバッド、
 
ハウスオブカードが好きでNetflix会員になっている私は、
 
やったー!の一言です。
 
 
ついに「いや〜んな感じ」が全世界に配信されるのですね。
 
 
相田ケンスケの台詞で最も印象に残っているのは、
 
 

 「第四話 雨、逃げ出した後」

 

 

このお話の中に出てきます。

 

 

シンジが家出をしてたどり着いたのは、

 

ケンスケがサバイバル訓練をしている場所。

 

焚き火をしながらシンジとケンスケの会話がはじまります。

 

ケンスケがエヴァパイロットになりたいと言うと、

 

 

「やめた方がいいよ。お母さんが心配するから」

 

 

そのシンジに対して、

 

 

「碇と一緒だよ」

 

 

ケンスケはシンジを見ながら言います。

 

 

この台詞を台本で見たとき、

 

不思議な感覚におそわれました。

 

 

 

「碇と一緒だよ」

 

 

 

この台詞が台本から浮かび上がって見えました。

 

いつもノリノリのケンスケですが、

 

この台詞こそケンスケの繊細な内面を表現できる大切な台詞だと感じました。

 

母親がいない境遇が同じだと伝えるだけでなく、

 

孤独や寂しさを感じているのはシンジだけではない。

 

それも伝えたかったのではないか。

 

この台詞に想いを込めなければ、

 

ケンスケというキャラクターが死んでしまう。

 

そう感じて自分なりに精一杯想いを込めて演じました。

 

 

これはあくまで私の解釈なので、

 

それが正しかったかは分かりません。

 

 

 

このお話が放送されて不思議な事が起こりました。

 

 

たくさんのお手紙を頂いたのです。

 

 

その内容はいつもと全く違うものでした。

 

「碇と一緒だよ。という台詞を聞いて、ファンになりました」

 

「声優さんに興味はなかったのですが、あんな台詞を言う声優さんて誰なんだと調べてみたら、あなたでした」

 

 

他にも同様のお手紙を頂きました。

 

 

想いが伝わったのですね。

 

 

何気ない台詞なのに、想いを受け取ってくださったエヴァファンのみなさん。

 

その感受性の豊かさに脱帽です。

 

だからこの台詞は今でも強く印象に残っています。

 

 

 

 

エヴァパイロットになれないケンスケも、

 

なんか彼らしくて好きなんですよね。

 

 

シンジ役でオーディションを受け、

 

なぜかケンスケ役に決まったなんていうのも、

 

今だから話せる楽しいエピソードです。