図書館で去年の5月に予約した本がようやく借りられた。↓
著者の出口治明は↓の本も書いており、かなりよかった。
ということで、今回の「一気読み世界史」も期待大だった。
感想はというと、、、
なんか、ビミョーだった笑
「哲学と宗教全史」がよかったため、期待しすぎていたかもしれない。
本書の内容は面白く、なんとなく世界史の流れが把握できる。
しかし、図や写真がほとんどない。
文字ばっかりで退屈というのは仕方がないにしても、事件のイメージが掴みにくいという欠点がある気がする。
例えば、「ローマ帝国が東西に分裂」とか、「モンゴル帝国の領土は東の明と西のティムーールで山分け」とか言われても、地図がないとイメージが掴みにくい。
最初は無ければ無いでいいや、と思っていたがやはり不便だった。
また、
流石に内容が薄い。
例えば、人物については、「◯◯という大天才が〜」という記載がよく出てくるが、どう天才なのかあまりわからないことが多い。
事件にしても、「アレクサンドロスの東方遠征」や「カノッサの屈辱」など、あまりにも軽くしか触れられていない。
まるで読者がある程度知っていることを前提としている印象がある。
↑例えば、こうやってスマホで調べながら読めば問題ないわけだが、いちいち面倒くさい。
せっかく一冊の本を手にしたのだから、なるべくそれだけで完結させて欲しい。
ところで、私が公務員試験の世界史の勉強をする前には漫画でなんとなくのイメージを掴んだ。
このシリーズが公務員試験の勉強本でオススメされていたため買って3回読んだ。
全3巻で完結するため、すぐ読める。
しかし、漫画でしかも3巻で完結は明らかにボリュームに乏しい。
公務員試験の勉強はコスパ重視のため(頑張って勉強しても世界史は2問しかでない)、ザット流れのイメージが掴めればそれでよかったのである。
今後の人生において、いい世界史の通読書を模索中である。
ちなみに、本屋で世界史コーナーに行くと良さげな本が置いてあった。
ユーチューバーの書いた本で、中身を見ると文章と図のバランスがちょうどよい気がした。
今度はこれを読んでみようかなぁ
おしまい。