ということである。
読んだ本の簡単な感想を書いてみる。
「西 研」→哲学者(=専門家)
個人的なこの本の評価◎
・難解といわれるカント哲学を分かりやすく解説。
・内容も難しいながらなんとか理解でき、面白かった。
・フッサール、ヘーゲル、ニーチェにも軽く触れ、思想の変遷や流れも理解できた。
・買って家に置いてもいいレベル
「小川 仁志」→哲学者(=専門家)
個人的なこの本の評価◎
・構成がわかりやすい(大きく前半後半)。
・意識啓発によい
・筆者の解釈や意見もスッと入ってくる。
「海老坂 武」→文学者(=※専門家)
※サルトルは小説家でもあるため
個人的なこの本の評価○
・確かに希望を持てる内容
・サルトルの思いが使わってくる
・内容も分かりやすい
「鹿島 茂」→文学者(=非専門)
個人的なこの本の評価✕
・やっていることが逆(先に日常の具体例をだらだらと挙げてから、パスカルの文書を抜粋している)
・パスカルの説明をする本なんだから、具体例は補強程度。目的と手段を履き違えている。
・筆者がパンセを全部読んだのか疑いたくなるほど内容が薄い。
・読む気失せる。内容も頭に入らない。稚拙。
「佐久 協」→元高校教師(=非専門)
個人的なこの本の評価✕✕
・意訳がかなり気になる
・筆者の解釈が合っているとは思えない
↓ここでも述べている
専門家が書いたカントと幸福論は面白かった。
サルトルもまぁ面白かった。
が、しかし
パンセと論語は本当に酷い。
依頼する人を間違えていると思う。
そこで、
投資の神様「ウォーレン・バフェット」のセリフが思い出される。
やや、話がズレた気もするが、NHKの本を読んでからは、専門家以外の人が書いた本に対する見方が変わった。
例えばカントの哲学は難解とされており、ボリュームが半端ではないため、専門家以外に書くことは明らかに難しい。
しかし、
「論語」はボリュームも少なく、内容も簡単である。
「パンセ」もパスカルの随想録なので著名な哲学者の本と違って複雑な思想体系を展開していない。
つまり、専門家ではなくてもなんとなく書けてしまう。
↓
↓
↓
そこに落とし穴がある。
内容がつまらないだけならともかく、間違っていては元も子もない。
そして、出版されている本でさえこういった事が起こるため、
ネット(特にSNS)に書いている情報がどうなのかは言うまでもない。
妻
おしまい