理不尽な目にあったとき、
心が負けそうなとき、
白い巨塔を思い出す。
財前先生と里見先生。
周りにどんなに邪魔をされても、
自分の信念を貫ける強い人。
答えなんて最初からないようなものだから、
割り切ることも、悩み続けることも、
人が人らしくあるためには必要なこと。
そう教えてくれた気がする。
完璧な世界で、完璧な人生なんてないんだ。
ドイツの線路の上に立ちて、
目の前で分かれゆく道。
どちらかが天国へ、
どちらかが地獄へ続いていくわけではない。
どちらを選んでも地獄だ。
それでも諦めない。
どんな状況になろうとも、
希望は捨てない。
必ず道はある。
死に物狂いで道を探すのだ。
確実な未来なんて存在しない。
明日は我が身の毎日だから、
偉ぶらず、謙虚に、真摯に、戦おう。
人の所為にせず、過ちは認め、ゆっくりまた始めよう。
強さとは、力とは、
常に誰かを守るために存在していて欲しい。
見るものみな平伏させるような、
強大な剣はいらない。
何があっても大丈夫と、心の底から信じ込ませることのできる、
頑丈な盾であって欲しい。
だから私は強くなりたい。
どんな試練にも負けないように。
守りたいものを守れるように。
見てろよ。