そうしているうちに転機が訪れました。

学校の行事で週末1泊2日の温泉旅行。

家に帰らなくてもいいと思えてホッとしました。

その目標ができたことでどんな嫌なことでも頑張れました。






行き先はロトルア。
ニュージーランドが誇る温泉地です。


街を歩いているだけで硫黄の匂いがすごく、立ち上る蒸気がいかにも温泉地という感じがします。

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ここではマオリ族のショーも見ることができました。







そして、食事をすまし、いざ温泉へ。

夜の露天風呂は圧巻でした。

見上げれば天然のプラネタリウム。

空気の澄んだ冬の満天の星空は、疲れた体を癒すには充分過ぎました。




現地の人以外にも、観光客としていろんな人が来ていました。
その中で日本人を発見したので話しかけました。


仕事でニュージーランドに来ているそうで、楽しそうに自分の仕事を語るその人を見てかっこいいなと思いました。





夜は宿で友人の誕生日パーティー。

みんなで集まって、お菓子を食べながら、朝まで大富豪をしました。

久しぶりに楽しい夜を過ごせました。








次の日はお出かけ。

自然と動物と触れ合いました。

まさにニュージーランドって感じですね。


この日は完全に観光旅行と化していました。

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楽しい時間はあっという間。


残り日数が少なくなってくると、なんだか物寂しい気持ちになってきます。



そして、とうとう最終日が迫ってきました。







僕たちはそれぞれのホストファミリーを招くお別れパーティーを開催することにしました。


みんなで浴衣を着て、日本食を作って、歌を歌いました。
(なぜがビートルズ)



予想通り、うちのホストファミリーだけ来てくれませんでした。

みんなが涙のお別れ会をしている間、僕はマリアにお寿司を握ってあげました。




そして出発の日。


ホストファミリーにお別れを告げ、一ヶ月間お世話になったお礼に、お手紙を渡しました。


そして、バナナ節約生活で浮いたお金でドライヤーをプレゼントしました。


どちらもすごく喜んでもらえたのでうれしかったです。



それから香港経由で無事帰国。


夏休みも終わり、何事も無かったかのようにまたいつもの学校生活が始まったのです。










思い出たくさんのニュージーランド。


ここに書けないような大変なこともまだまだたくさんありました。


でも若いうちに経験しておいてよかったこともたくさんあったはずです。


時間を持て余しがちな大学生にとって、体当たりでの異文化交流はいい修行になったと思います。


もっと大きな人間になって、またニュージーランドを訪れてみたいです。


うまくまとめられなかったので、最後に僕の好きなタゴールの詩を載せて終わりにします。





危険から守られることを祈るのではなく、

恐れることなく危険に立ち向かうような人間になれますように。


痛みが鎮まるのを祈るのではなく、

痛みに打ち勝つ心を乞うような人間になれますように。


恐怖におののきながら救われることばかりを渇望するのではなく、

ただ自由を勝ち取るための忍耐を望むような人間になれますように。


成功の中にのみ、あなたの慈愛を感じるような卑怯者ではなく、

自分が失敗した時に、あなたの手に握られていることを感じるような、そんな人間になれますように。






おしまい。







~英会話フレーズ集~


221
エネル「やられたものは仕方あるまい」

They lost and that's all there is to it.

222
ワイパー「そういうのを覚悟と言うんじゃねぇのか」

Isn't that what you'd call commitment?

223
ブラハム「ナメてたよ」

I went so easy on you.

224
チョッパー「ガードしてるのに」

So much for having my guard up.

225
ゲダツ「弱い奴ほどよく吠える」

The weaker the monster, the bigger the roar.

226
チョッパー「調子に乗っちゃった」

I'm in over my head.

227
チョッパー「救う気ねぇー」

Saving me is the last thing on his mind.

228
ゾロ「似た場所か」

This place just looks similar.

229
ゾロ「少し燃えてきた」

I can feel one coming on.

230
ナミ「本当にカミナリそのものなんだ」
He really is lightning itself.