20才の夏、ニュージーランドへ行きました。

英語の勉強も兼ねて、1か月間の薬剤師の研修です。

たくさん勉強できて、充実した夏休みになると思いきや。

なかなかハードな旅行になりました。




研修は大学生10人くらいで行きました。
気分は修学旅行。

みんな帰国子女などではなく、純粋な日本人の薬学生です。


それぞれホームステイをするので、
現地の家族と触れあえ、すんばらしい時間を過ごせそうな予感。

いっぱいお土産買いたいね、など飛行機の中で盛り上がり。



香港経由で、ニュージーランドの地に降り立つと、すごく空気が澄んでいて意外に暖かかったです。

ニュージーランドは南半球にあるので、日本とは季節が逆になります。

冬を想像して着こんできた僕らには暑すぎるくらいでした。




空が広く、雲が大きい。

さあ、楽しい旅の始まりです!





まず、案内されたのはステイ先のホストファミリーを待つ公民館のような場所。

ホストファミリーが車で迎えに来てくれて、一緒におうちに帰ります。


「ニュージーランドへようこそ。今日から家族よ。よろしくね。」


僕らが想像していた通りの展開にみんなわくわく。

次は誰のホストファミリーがくるのかな。



次々に呼ばれる友人たち。

ひとり、またひとりと連れていかれて、とうとう僕を残して誰もいなくなりました。

「なぜ、うちのホストファミリーは来てくれないんだ…」


担当のおじちゃんに聞いても、わからない。もう少し待ってみようということで、一緒にビリヤードをして待つことに。



それから2時間。



ひたすらビリヤード。



おじちゃんが強すぎて、二人でやってるのに全然順番が回ってこない。

ドリンクをかけて勝負してるので、負けて買いに行くことに。

まさか最初の買い物がおじちゃんへのドリンクだとは。
お土産いっぱい買いたいと話していたころが懐かしい。


戻ってみると、どうやら連絡が入ったみたいな様子。


さぁ、ようやく旅が動き出す。


と思いきや、予定してたホストファミリーは体調が悪いらしく受け入れをキャンセルとのこと。

そして代わりに別の家族がきてくれるとのことでした。



突然の変更に戸惑いつつも、またビリヤードをしながら待つことに。

だんだんとあたりが暗くなる感じが不安を募らせます。

そして、ようやく現れました。ホストファミリーのお父さん。


「ニュージーランドへようこそ。今日から家族よ。よろしくね。」


の言葉はなく、さあ行くぞのジェスチャー。

そして歩き出す。二人。



一体どこまで?
駐車場が違うところにあるのかな?

友人たちが車にスーツケースを乗せて連れて行ってもらっているのを見ていたので、てっきり同じようなものだと勘違い。


まさか、うちまで?徒歩?
冬服を詰め込んだスーツケースが足取りを重くします。

身体はすっかり疲れ果てています。

これは飛行機の疲れだけでなく、ビリヤードによる疲れです。


おうちが近いのかな。

すっかり暗くなった道をスーツケースを引いて歩きます。
夜になると冷え込んですごく寒い。

昼は夏で夜は冬みたいです。

ニュージーランドの冬はこんな感じなのかな?

街灯が少ないので辺りはほんとにまっくらのくらに。


ずいぶん歩いた気がするけどおうちはまだかな?

ホストファザーにいろいろ聞いてみても何も答えてくれない。


自己紹介しながら何度も質問するうちに、無口な彼がやっと口を開いてくれました。

「मैं अंग्रेजी बोलने नहीं जा सकता।」

…っ!!

英語が通じない。。。




果たして、
見知らぬ地で
見知らぬ言葉で
無事に生き抜くことができるのか…?



つづく!


photo:01





~英会話フレーズ集~

191
ゾロ「お前に用みてぇだな」

Looks like he has business with you.

192
ティーチ「高みを目指せば出す拳の見つからねぇケンカもあるもんだ」

If you're aiming for the top, you don't always need your fists to show your might.

193
ナミ「古い話してんじゃないわよ」

Stop dredging up ancient history.

194
ショウジョウ「お前と話すとハラハラするぜ」

Talking to you is nerve-wracking.

195
べラミー「クリケットがノーランドの子孫?」

Cricket is a descendant of Noland?

196
クリケット「ケリをつけようぜ」

Let's settle this once and for all.

197
クリケット「今は置いとこう」

Let's leave that for now.

198
ルフィ「真っ暗だ」

It's pitch dark.

199
クリケット「お前らがそれを持つ資格はねぇ」

You're not worthy to touch that.

200
ベラミー「お前にとやかく言われる筋合いはねぇはずだ」

You're in no position to make demands.